必須! 「ブラウザの翻訳機能」
Apple関連の情報を手に入れようとすると,「9to5Mac」「Mac Rumor」等の海外サイトや,プロッサー氏などの外国人のSNSにも気を配ることになります。
Twitterにはすでに日本語翻訳機能が付いていますが,その点,MacにしてもiPhoneにしても,Safariの「翻訳機能」は非常に弱いと言わざるを得ません。
私はこれまで,この手の海外サイトを閲覧するのはもっぱらMacで行い,その際,「PopClip」というアプリの機能として「Google Translate」を割り付けるという方法で乗り切ってきました。
これ,非常に快適です。
「PopClip」というアプリは,Mac上で文章を選択すると,「コピー」「カット」「ペースト」等の機能がポップアップしてくるという優れもの。割り付ける機能を任意に選択することが可能で,の中に「Google Translate」があるわけです。
英語の文章を選択すると,以下のようなポップアップが出現し,「Google Translate」をクリックすると,翻訳画面が出現します。
まあ,意味を読み取る程度であれば十分な精度の翻訳ぶりでしょう。
しかし,iPhoneにおいては,デフォルトでの翻訳機能が無いのはもちろん,他のアプリで代用するにしても,Macと比較すると手間がかかりすぎるという大きな弱点がありました。
以下のように,Safari下部から入り,「その他」の欄から対応するアプリを選択する…という面倒くさい行程が伴うわけです。
いやいや,これではSafariでは翻訳をしたくなくなるというもの。
Chromeでは,ページ一括の翻訳機能が備わっているようですので,雲泥の差です。
そんな中…。
iOS14では,いよいよSafariに翻訳機能がデフォルトで搭載されるのでは…という話題が来ています。
Safariは快適なだけにiPhone,iPad,Macの全てで使いたい!
この記事で注目なのは,
①翻訳機能はiPhoneのプロセッサに内蔵されたニューラルエンジンで処理されると見られる
②すべてのウェブサイトは都度翻訳するオプションに加え,指定した言語を自動翻訳する機能もサポート。Safariは自動的に言語を検出し,ページを読み込み直さずに原文と翻訳版の切り替えに対応する
③Appleは,Safariだけではなく,システム全体に翻訳機能の実装を検討している
という点。
3つの内の上2つは,「Safari」限定での内容。
どうやら,「ページ全体」での一斉翻訳を考えているようですね。
以下がGoogleのページ翻訳。
これと同等の機能,インターフェースになるのでしょうか?
また,「③」に関しては,Safari限定ということではなく,システム全体という記述が…。
ということは,ChromeのようなWeb限定の機能ではなく,デバイス全体の中で翻訳機能が使えるようになるということか?
もしこれが実現したとすれば,一気に使い勝手が向上しますね。
3つ全てが一度に実現するのかどうかは微妙だとは思いますが(①と②が先行かな?),将来的に③までサポートしてくれたら言うこと無し。Chromeに奪われがちなWebブラウザのシェアにも影響が出てくるかもしれませんね。
私は,シンプルでサクサク動き,電力も喰わないSafariが最も好きなんですけどね…。