いよいよ「EOS R5」「R6」の具体的な販売戦略が見えてきた
ついに7月2日にも正式発表が行われそうな「EOS R5 」「R6」。
「そのとき」が近づいてきている感じがしますね。
そんな中,両機のレンズキットに関する情報が明らかになりました。
キットレンズの種類によって,カメラごとの位置づけが見えてきます。
注目はR6の「STMキット」
記事によると,
軒下デジカメ情報局に,EOS R5 と EOS R6 の合計5つのキットの情報が掲載された
とのことです。
それぞれのボディ単体での販売とは別に,R5は1種類,R6は2種類のレンズキットが発売されるようですね。
キヤノンの最新の製品リストに「EOS R5 ボディ」「EOS R5 24-105mm USMキット」「EOS R6 ボディ」「EOS R6 24-105mm STMキット」「EOS R6 24-105mm USMキット」が追加されました。おおよそ1か月以内には予約開始されるはず。 #噂
— 軒下デジカメ情報局 (@nokishita_c) June 10, 2020
「R5」の「24-105 USM」は予想通り。
最も汎用性が効くレンジでの「Lレンズ」ですので,まあ順当な選択でしょう。
「R6」で興味深いのは,「24-105 USM」の他に,今年に入って発売された「24-105mm STM」とのキットも存在することです。
このレンズ,以前にも記事にしましたが,高級レンズ主体で発売が進んでいる中で,「待望のお手軽ズームレンズ」という位置付けですね。
ここから見えてくるのは,「R6」という機種の位置づけです。
「Lレンズ」とのキットも用意されているとおり,Canonとしては,その写りに関しても十分納得した上で発表することになるのでしょうが(画素数が少ないと予想されている点だけが気になりますが),普及機帯のレンズとのキットを組むことで,これまでの「EOS RP」や「初ミラーレス」を体験する初級者のことも意識していることが容易に想像できます。
価格のことを考えると,なかなか「RP」の代替になるとは思えない面もありますが,もう一段高いレベルでRFシステムを組んでみようと考えていたり,「R6」の発売を機に,ある程度のレベルのRFシステムから「スタート」しようと考えたりしてるユーザーを,一気に取り込みたいのでしょう。
もちろん,中・上級者については「R5」へと誘導したいわけで,ここで一気に「SONYのシェアを切り崩しに」かかっている印象を受けますね。
さあ,これまでに無かったようなシステム構成の話題がいよいよ登場しました。
7月初旬の「正式発表」までに,更なる情報が飛び出てくることがあるのしょうか?
楽しみな日々が続きます!