Intel次期CPUの停滞感が…
春先には新型iMacに搭載されるであろうとされた「Comet Lake-S」ですが,Macでは未だ搭載されたモデルが登場しません。
その上に…。
WWDCで「MacのApple Silicon化」が宣言されたことによる「Mac搭載チップ」に関する不透明さもあり,どうもIntelにとっては向かい風ばかり…という印象です。
噂では,「AppleSilicon Mac」の登場以前に,「Comet Lake-S」が搭載された新型iMacが登場し(27インチ?),その後にApple Silicon搭載「24(23)インチiMac」が満を持して登場するとか…。
Macという視点から考えると,もはやintel製CPUの先行きに対する関心自体が薄くなっていくようですが,時期intel製CPUである「Rocket Lakeシリーズ」に関する情報が来ています。
Rocket Lakeのi7は「8Core12Thread」という構成になる?
何故にいびつな構成?
記事によると,
VideoCardz.comが,Intelの次世代プロセッサ,「Rocket Lake-S」について,Core i5は6コア/12スレッド,Core i9は8コア/16スレッドになるが,Core i7は8コア/12スレッドと,i7のみハイパースレッディングでのスレッド数がコア数の2倍ではない可能性があるとの情報を伝えている
とのことです。
いや〜,にわかには信じがたい内容ですが…。
これまでの「スレッド数がコア数の2倍」という流れを崩す必然性が感じられません。しかも,i5とi9においてはこれまで同様の構成ですので…。
「新構成のCPUなのか?」とも考えたくなりますが,どうやらこの「Rocket Lake-S」はこれまで同様の「14nmプロセスルール」構造のCPUとなりそうですので,普通に考えたらこれまでの技術を踏襲するはずです。
「タイプミス」の可能性さえ指摘させているようですが,本当のところはどのようになるのでしょう?
急速に低下する印象の「intelの求心力」
それにしても,intelの求心力の急速な低下を感じます。
今回の「?」という話題に関しても,以前ほどの興味を感じることがありません。
やはり,
「2年後には,Macにintel製CPUが搭載されなくなるかも…」
という思いがあるからに他なりません。
実際には,
「iMac ProやMac Proといったハイパフォーマンス機においてもApple Siliconでまかなえるのか?」
という疑問は残ります。しかし,大多数のMacはApple Silicon化することになるでしょうから,もはやintelのロードマップには興味がなくなりつつある自分がいるのも事実。
さらに,「14nmプロセスルール」が更に続くということで,高精細化による大きな性能アップが見込めなくなっていることも,魅力が低下している原因の一つです。
記事によると,「Comet Lake-Sと比べて10%ほどの性能アップ」ということで,実に微妙な数値です。
順調に精細化をすすめるAチップと比較すると,どうしても頭打ち感が拭えません。
intel,本当に大丈夫でしょうか?
先日は,
「intelもARMチップを生産することになるのでは?」
という記事もご紹介しました。
このまま遅々とした動きを続けるようであれば,「巨人intel」がAppleに食い尽くされてしまう…というような未来が待っているかもしれません。