革製ブックカバーの世界
本ブログでは、以前から土屋鞄製造所の革製品に関するレビューをお届けしています。
バックや財布、小物と、様々な種類のものを購入してきましたが、土屋さんの製品は間違いがありません。
革の品質も、縫製等の仕事も、完璧でございます。
お値段も張りますので、そうでなくては困りますが、それにしても満足度が高い!
詳しくは過去記事をご覧ください。
さて、土屋さんは、ブックカバーも製造しており、私も2種類購入しています。
大満足なのですが、惜しむらくは文庫本サイズしか取り扱っておらず、四六本サイズが選べないの痛い!
また、革の種類にも限りがあることも、バリエーション不足を感じされる要因となっています。
まあ、「鞄」がメインですので、小物の製作には限界があるのですが…。
というわけで、魅力的な「革製ブックカバー」を探していたのですが、「沼確定」とも言えるものを見つけました。
「dete」さんです!
革の種類が実に豊富!
この「dete」さんの品揃えの特徴が、「理美容師用シザーケース」「ブックカバー」「その他の小物」になっているというところ。
HPを見てみると、元美容師さんが職人をなさっているとのこと。納得であります。
私はもっぱらブックカバーでお世話になっているのですが、これまでにオーダーしたのが、
☆シボ革の「E.gemini」(色:ambra/四六本サイズ)
☆「E.gemini」(色:purina/文庫本サイズ)
☆オランダ原産のカーフを使用「PRIMO」(色:ダークフォレスト/四六本サイズ)
☆栃木レザーオイルヌメ革「PULL UP」(色: ブラウン/文庫本サイズ)
の4点。
このうち「PULL UP」は現在製造中です。
注意点としては、オーダーしてから手元に届くまで数ヶ月待ちが当たり前…ということですね。大人気のようです。
では、「E.gemini」「PRIMO」の写真をどうぞ。
革の質感が全く違うのが、見た目にもお分かりいただけるかと思います。
「E.gemini」はシボ革ということで、適度な革の厚みと柔らかさの絶妙なハーモニーが楽しめます。土屋鞄さんの文庫カバーにも同様の革素材がありまして私も持っておりますが、どちらも素晴らしいものです。ブラウンの四六本サイズが欲しくて購入しました。
土屋鞄製は、裏地にも処理が施されておりますが、deteは革素材そのまま。
土屋さんは手間の分価格は高くなっています。
革の素材感を楽しむのであれば、処理無しでもいいわけで、このあたりは優劣ではなく好みの問題かと。革の品質は双方本当に素晴らしいです。
色違いということで、purina色の文庫本サイズも購入してしまいました。
対する「PRIMO」は、革が薄く、しなやかな加工です。
表面も滑らかな仕様となっており、一目で「美しい…」と唸ってしまいました。表面が光っております!
薄くしなやかなため、「E.gemini」以上に指に貼り付いてくるような感覚を味わえますし、色味も深く味わいがあります。
「ダークフォレスト」という、これまでにはない色を選択してみましたが、大正解でした。何か、緑に吸い込まれていくような感覚です。
お値段も「E.gemini」より張りますが、革の質、仕上げまでの手間暇がかかっていることが一見して分かる質感。こちらも大満足です。
「厚み」のある「PULL UP」にも期待!
未だに手にできていないのが「PULL UP」。
こちらは、最もなじみのある栃木レザーオイルヌメ革。
文庫本ではこの手のカバーを持っていなかったため、オーダーしました。
ただし、「ブラウン」色の革に「黄緑」の糸という、特注品にしてみました。
時間はかかりますが、このようなカスタマイズに応じてもらえるのもdeteのいいところ。
到着しましたら、またご紹介したいと思います。
メールによるオーダー確認、出荷連絡等、オーダー後のケアもしっかりとしており、安心してお任せできるお店だと思います。
皆さんも、deteのブックカバーで至福の読書タイムを味わってみてはいかがでしょうか?