国立商店のiPhone13 Pro用レザースリーブが美しい!
本ブログで以前に紹介したように、私はiPhone用のレザースリーブとして「ありん」のものを使用しています。
非常に柔らかい革質で、iPhoneをすっぽりと覆ってくれるような感覚。サイズ的にも非常にコンパクトで、ポケット等に入れて肌身離さず使用するのに非常に適しているように感じます。iPhone13 Pro用に購入したものも、ようやく本格的にこなれてきた段階です。
柔らかい革質の「ありん製」を使用していると、時には堅い皮のゴツゴツした感じにも憧れるのですが、いかんせんハードな革だとサイズも大きくなりがち。ましてやケース付きで使用できるタイプは…ということで、最近では手を出しておりませんでした。
しかし…。
以前から気になっていた「国立商店」から、iPhone13用のレザースリーブが登場したとのこと。HPを見ると、ブライドルレザーのブリティッシュグリーンが非常に渋い色合いです。
思い切って購入してみることにしました。
職人が作るレザースリーブ iPhone 13 Pro(6.1インチ)用kawaya.com
ロータスグリーンの色艶が官能的
まずもって、「ブライドルレザー」というのは、「ブルーム」と呼ばれる蝋(ロウ)のような成分が白い粉状に表面を覆っているのが特徴。「ブライドル」は、馬の頭部に装着する「頭絡」と呼ばれる馬具を意味しており、馬具用に製造されているということは、その堅牢さは保証付き…というわけです。
というわけで、まずもって開封直後の様子がこちら。
私は土屋鞄製の文庫カバーで、このブルームが出ているものを使用したことがあるので驚きませんでしたが、初めての方であれば「不良品か?」と思うほどの状態です。
このまま使用して、蝋が落ちるのを楽しむ人もいるようですが、今回は布で磨いてみることに。革用の布で少し磨けば、下のように見事に蝋が落ちます。
いや〜、革の質感も重厚感がありますし、深い緑が渋いですね。
この緑、自動車メーカーのロータスのシンボルカラーである深緑を思い起こさせます。いかにも「英国」という感じ。
これまで使用しているありん製と並べてみましょう。
サイズも、ブライドルレザーが堅いこともあり、かなり大きめです。特に横幅が…。
それにして、両者は全く正反対のスリーブですね。
ありん製は柔らかいシボ革。
国立商店製は堅く滑らかな表面。
国立商店製は、かっちりとしていて何かフォーマルな印象を受けますね。使い分けもできそうで、今後が楽しみです。
ポケットイン、ギリギリセーフ?
サイズがかなり大きいということで、ポケットに入れて…という使い方では配慮が必要かもしれませんが、殆どの場合はギリギリセーフ…というところでしょうか?
さすがにシャツの胸ポケットは無理でしょうが、その他では何とかいけそう。
厚めで表面が滑らかな革ですし、特にスマホ用ということで、多くの傷を付けながらも丁寧に手入れをしていくことで、ありん製のものよりも革のエージングを楽しむことができそうです。
何よりも造りがしっかりとしており、信頼が置けそうなところも最高!
現状は、以下のように革の過多さばかりが目立つバリバリの状態ですが、今後、革がなじんでいく様子を楽しみたいと思います。