今年も土屋鞄からクリスマスの便りが…
毎年この時期になると、土屋鞄さんから悩ましいメッセージが届きます。
そう、クリスマスシーズンに向けた限定品の報せです。
これまでも、バッグや文庫カバーなど、この時期に買ってしまっているんですよねぇ。
今年のメッセージはこちら。
そしていつもの小冊子も。
今年のキーワードは「PARTNER」。
職人として、土屋鞄の製品として、我々利用者に寄り添う…。
そんな心意気が感じられる内容となっています。
私は本当に土屋は鞄さんの「トーンオイルヌメ革」が大好きで、どうしてもこの革の製品に心を奪われてしまいます。
そして今年もあるわけです…。特別色「イエローオーク」。
冊子には、
「革の自然な色味を生かし、その明るさで目を引きつつ、普段の装いにすんなりとなじむニュアンスに仕上げました。シルバーのステッチを効かすことで、大人らしい印象に。」
という、呪文のような言葉が…。
当然ポチってしまいました。文庫カバーです。
落ち着いた色合いと、シボ革に癒やされる…
到着したイエローオーク、こんな色合いです。
想像以上にナチュなるな色合い。
以前購入したブラウンは、はっきりとした茶でしたので、横に並べるとその違いが引き立ちます。
以前のブラウンは、トーンオイルヌメ革特有の「シボ」の大きさが小さく、革の表情としてはやや不満でしたが(革の個性があり、どうしようもないのですが…)、今回届いた革は、シボが大きく、トーンオイルヌメ革の特徴がよく出ているものでした。
軽く、柔らかく…。
手に持つだけで本当に癒やされます。
土屋鞄定番の「ナチューラ」と共通する色合いも、初見では「特徴が無くて物足りない?」と思ったりしたものの、じっくり手に取って眺めているうちに、これまで以上に心を落ち着かせてくれる色味だということに気付きました。
今後ますます、そのときの気分や読む本の内容によって、カバーを取り替える楽しみが増えそうです。
「dete」のバリエーションとの対決
土屋鞄さんの弱点は、書籍カバーが文庫しかない…ということですね。
先日お伝えしたように、最近は「dete」という工房を発見したことにより、こちらのバリエーションに魅了されております。
シボ革あり、海外製の光沢革ありと、実にバリエーション豊富で、革の質、縫製技術の確かさなど、deteの仕事は非常に信頼が置けます。
お届けまで数ヶ月…という現状が、ユーザーからの信頼の証かと。
今回の土屋鞄さんの「イエローオーク」とdeteの文庫カバーを並べてみました。
シボ革の「E.gemini」(プラム)と、栃木レザーの「PULL UP」です。
シボ革は、トーンオイルヌメ革のような表情はありませんが、革の品質は間違いなし。
栃木レザーの厚み、艶感も最高です。
また、以前ご紹介した光沢革の「PRIMO」は、革が薄く、しなやかな加工です。
この革の絶妙な柔らかさは、土屋鞄さんにはない魅力です。
あまりに魅力的すぎて、四六本用と文庫本用の2枚を追加注文中。
できれば、土屋鞄さんには、
〇四六本用カバーのラインナップ
〇トーンオイルヌメ革以外の革でのカバーラインナップ
をお願いしたいところです。
リンク