WindowsのApple Silicon対応に光明?
202年で、全てのMacがApple Siliconに対応するとされています。
Mac Proでは、一部IntelMac継続?…という噂もありますが、Appleとすれば、これまでのX86の枠を飛び越え、SoCチップで勝負していく…ということなのでしょう。
しかし、ここで問題なのは、Windows環境との互換性です。
これまでは、Macには「BootCamp」というOS切り替えの必殺技がありましたし、性能は落ちるものの、MacOS上でWindows環境を実現されるParallelsのような仮想化という選択肢もありました。
この絶妙な「Mac−Windows」のやり取りが、現状では全くできなるなる…というのが非常に痛いところ。
BootCampは無理にしても、Parallelsのような仮想化に関しては、技術的には対応できています。これまでも、この「AppleSilicon Mac」でのParallelsの問題については記事にしてきました。
つまり、Microsoft側が、「AppleSilicon Mac」への対応を認めない…ということが問題なのです。
これまでは、Intelと決別したAppleに対する政治的な問題か…と考えて来ましたが、この度、その理由として驚くべき仮説が取り上げられています。
MicrosoftとQualcommの独占契約のためだというのです!
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本当だとすれば… Microsoftの「嘘」は許せない
記事によると、
開発者コミュニティXDA-Developersが、クアルコムはArmベースWindowsにつきマイクロソフトと一般には明らかにされていない独占契約を結んでおり、ArmベースのWindowsが正式に利用できるのはクアルコム製SoCを搭載したデバイスに限られている
ということです。
これは結構驚きの記事ですね。
しかし、Microsoft側がArm版のWindows11を発表していながら、それを理由できるのがQualcomm社製SoCを搭載したPCに限られているということには、疑問を感じざるを得ません。
もし本当に、両者間での極秘契約があったとすれば、大いに納得できる話ではありますね。
そして、もうひとつ気になるのは、
「両者の契約が、間もなく切れる」
という情報です。
今後は、M1チップで証明された性能の高さと省電力性が注目されたことで、Apple以外の企業も、SoC搭載PCに目を向けるであろうことは明白です。
だとすれば、Microsoft側も、Qualcomm社製のSoCにのみ固執していたのでは、時代の要望に応えることができなくなるでしょう。
だとすれば…。
近い将来、Arm版Windows11のが、全てのPCメーカーに開放される…という日が来るのではないでしょうか?
もしそうなれば、「Microsoft−Qualcommの暗躍」が本当だったと、暗に証明されることになりそうです。
個人的には、このような大人の事情による密約があることは理解しつつ、Microsoftという巨大で世界的に影響を与える企業が、技術の進歩を止めてしまうような独占を行おうとしたこと自体に嫌悪感を抱いてしまいます。今回の噂が本当であれば…ですけどね。
Windows11が開放された暁には…
Parallels側は、すでにWindows11の正式対応を謳っています。
これでもし、Arm版Windows11が使えることになれば、当然「AppleSilicon Mac」でもParallelsの仮想化環境でのWindows利用が可能になることでしょう。
そうなれば、
「Windows環境を使わなくてはならないユーザーのMac離れ」
を食い止めることができるでしょう。
できるだけ早く、お願いしたいものです。