HHKB専用 「亀甲名栗(きっこうなぐり) 木製パームレスト」買ってみた!
私がキーボードをREALFORCEからHHKBに替えたのが昨年の8月。もうすぐ1年が経過しようとしています。
同じ静電容量無接点方式を採用する「REALFORCE」と「HHKB」ですが、その打鍵感は全く異なります。
柔らかく沈み込み、何とも言えない感覚での跳ね返りがあるHHKBの打鍵感はREALFORCEを大きく凌駕するものです。もちろん、個人的な感覚ですが…。
昨年度、レビューで絶賛したHHKBですが、その評価は今でも全く変わらず、
「恐らく今後これを超えるキーボードは出てこないだろう…」
と思わせてくれます。
さて、そんなHHKBを更に気持ちよく使うために欠かせないのが「パームレスト」です。キートップまでの高さが目立つHHKBでは必須かと…。
これまでは評判のいいバード電子の木製パームレストを使用しており、それなりに満足していました。
しかし、このバード電子製の弱点は、
〇私にとってはほんの数ミリ低い
〇高さが一定である(手前、手首側に少しだけ傾斜がついているものが望ましい)
ということ。
もうここまで来ると、「ほんの数ミリ」まで追い込んでみたくなるというもの…。
そこで、以前ワタナベカズマサさんがYouTubeで紹介していた「松葉製作所」の「亀甲名栗(きっこうなぐり) 木製パームレスト&キーボードルーフ」を試してみることにしました。
ジャスピンの「高さ」と唯一無二の「縦の長さ」
広島県府中市にある「松葉製作所」は、
「車のエンジン部品の木型を製作する、木材の精密加工を得意とする小さな会社」
ということです。
この会社が、iPhone4用の木製オリジナルケースを制作したのが2011年。
それ以来、様々な分野で、その精密な加工技術と木材のよさを活かした製品を生み出すチャレンジを行っているようです。
「HHKB専用」という非常にニッチな分野に目を付けたこと自体、何か惹かれるものがあります。
「亀甲名栗(きっこうなぐり) 木製パームレスト&キーボードルーフ」は、
・古くから伝わる亀甲名栗(きっこうなぐり)という技法を用いた天面処理
・熟練の職人が手作業で一つ一つ丁寧にノミ入れ
・HHKB専用木製キーボードルーフとして使用可能
というこだわりを見せつけてくれます。
値段もこだわりの「29,800円(税込み)」。
そして、この値段なのにポチろうと思わせてくれたのが、
〇手前側に4度の傾斜と大きなR
〇HHKBと同等の縦の長さ
です。
バード電子製はフラットな厚みでしたが、松葉製は手前に若干傾斜している…。これ、私がこれまで望んだ形状。
しかも、厚さもHHKBと正にピッタリの予感…。
「亀甲名栗(きっこうなぐり)」という職人技以前の段階で非常に惹かれる部分が大きかったのです!
色は上の写真のウォールナットではなく、明るい色合いの「ブラックチェリー」を選択。
到着まで3週間ほど待ちました。
次回は到着編。
さて、実際の使い勝手はどうだったでしょうか?
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