新型iMac Pro、再登場は本当にある?
昨年、今年の初めまでは、「新型iMac」「新型iMac Pro」に関する噂が結構出回っておりました。
具体的には、「M1 Pro/Max」を搭載したモデル…ということでしたね。
しかし…。
「iMac」というモデルが姿を消しているのが現状です。
これ、最近のMacのラインナップにおいては相当に異例の状況ですね。
当然Macの主流は「MacBook系」ではあるのですが、それでもデスクトップの人気も根強いものがあります。
そんな「デスクトップMac」の主役が「iMac」でした。
これに加え、廉価版の「Mac mini」、プロ用の「Mac Pro」というラインナップがしばらく続きました。まあ、「ディスプレイレス」の中級機…というモデルが欠落していたのが大きな弱点ではありました。
そして2022年3月。
登場したのは「Mac Studio」でした。
これは本当に驚きました。
Appleは、「ディスプレイレスの高性能機」の穴埋めを行ったものの、「ディスプレイ一体型」の歴史をいきなり閉じてしまったわけですから…。
それ以降、「iMac」に関する噂はめっきり減りました。
間をおいて「再登場」という噂も当然ありましたが、信憑性の高そうなものは存在しなかったかと…。
しかし、ここに来て、そんな噂が再び登場しました。
これが本物なのかどうか、非常に気になります。
「5000ドル」の超高級機として登場! ノーマルiMacは?
記事によると、
Macworldが、Appleシリコンを搭載する新型iMac Proは2023年に発表される可能性があると予想し、その仕様と販売価格に関する予想と期待を伝えている
ということです。
その仕様がこちら。
価格は、「4,999ドル〜(約725,000円〜)」を予想していますね。
いやいや、このままのスペックでは高すぎるでしょ!
ここまでの大きな違和感の原因は、搭載チップです。
まずもって、今更「M1 Pro」はないでしょう。
M2がすでに登場している中で、旧世代チップを搭載してのモデル展開がこれからあるとは思えません。
さらに、「チップグレード」と「価格」が釣り合っていないのでは?
「5000ドル〜」という値付けが正しいとすれば、当然搭載チップは、最低でも「M2 Max」、「M2 Ultra」の搭載も考えられるでしょう。
また、「iMac Pro」というネーミングもどうかと思います。
上の仕様を見ると、「超高性能」と言えるモデル構成だけでは無いようにも感じますので、それだったら普通の「iMac」でもいいのでは?…と考えてしまいます。
これまでの見方であれば、「Pro」の冠が付くことで「超高性能機」という認識になるわけですが、これに「M1 Pro/M1 Pro」では役者不足でしょう。
2モデル展開? それとも…
とすると、普及帯の「iMac」と、高性能機の「iMac Pro」という2モデル展開にする?
それとも、あくまでもApple Silicon搭載のiMacは「iMac Pro」と呼び、その中でのバリエーションで様々な性能のカスタマイズを行えるようにする?
今回スペックの噂が出てきたものの、正直まだまだ怪しげな部分が多すぎるように感じます。
Appleは、今後のデスクトップMacをどのように進めようとしているのでしょうね?
iMac+Mac Studioの二刀流で行くのか?
それとも、Mac StudioはiMac登場までの繋ぎとなってしまうのか?
はたまたiMacは登場しないのか?
もしかするとMac Studioというモデルが消えて新型iMacへと移行する?
デスクトップ好きの私からすれば、いち早くその答えを聞いてみたいものです。