Mac用「Face ID」の噂再び
AppleはiPhoneXの発表以降、生体認証方法をTouch IDからFace IDへと移行させています。
技術的にも高度であり、コスト面でも不利なFace IDにAppleがこだわるのは、ただただ「セキュリティー性が高い」から。Touch IDの利便性を主張する声が止まない中、絶対に主張を変えないのはAppleらしくもあり、「もう少しユーザーの声も聴いてくれよ…」という気分になったりもします。
そんな中…。
以前にも話題になっていた「Mac用Face ID」に関する特許の話題が来ています。個人的には、Face IDが最も有効なのはMacと考えているだけに、こちらはできるだけ早期に実現させてもらいたいものです。
カメラ角度固定のMacが最も使える!
記事によると、
現地時間8月15日に公開されたAppleの特許「Light Recognition Module for Determining a User of a Computing Device」は、コンピューティングデバイスを利用するユーザーを判別するための光認識モジュールに関する特許となっている
ということです。
以下の画像のように、MacBookのノッチ部分にFace IDを埋め込む…というアイデアのようですね。
Face IDのMacBookへの搭載に関する特許は、これまでも複数提出されていると記憶しています。
ただ、MacBookに「ノッチ」が搭載された今、そのノッチ内にFace IDユニットを埋め込まないという選択肢はない!…とさえ考えてしまいます。そこにノッチがあるのですから…。
本ブログでは、これまでも「Face IDはMacでこそ活きる」という考え方を主張してきました。
というのは、iPhoneやiPadでは、その持ち方や構えた際の顔の位置によって、Face IDが作動しない場合が結構多いからです。
特に12.9インチiPad Proはひどい。中でも「縦位置」に構えている場合。意識的にiPadを顔から離して認識させようとしないと、かなりの確率でFace IDの認識に失敗します。横でも精度はかなり低いですね。
Face IDのカメラが認識できる範囲に顔を収めること自体が困難なのです。読み取りができる角度が改善された…ということも聞きますが、現状かなりのストレスが続いています。これ、12.9インチと画面サイズが大きいがために、カメラの一が顔から離れてしまい、認識角度に入りづらい…という致命的な自体に陥っているものと考えます。
iPad Pro(特に12.9インチ)は、Face IDとTouch IDのハイブリッドが望ましいです!
さて…。
MacBookは基本的にデスクトップ上での使用が想定されます。
つまり、本体を開いた際には自らとMacBookが正対しているのがデフォルト。最もFace IDのカメラが顔を認識しやすい状態になるわけです。
最近ではMacのキーボードにTouch IDが搭載されているものが多くなりましたが、それでも「指を右上に動かさなくてはならない」というストレスは残ります。もしMacにFace IDが搭載された暁には、余計な動作を必要とせずにFace IDを利用できることになるわけですから、これは「Face ID優勝!」となるでしょう。
特許の図面では、以下のようなiMacと思われる機種への搭載も示唆しています。
M3になってチップの世代が変わる…という時期に、Face IDの搭載というサプライズが重なってもいいですよね。
そして、この時期に高性能iMacも復活とか…。
ユーザーにとってメリットがあることはすぐにでも実現させてほしいものです。