住野よる最新刊「恋とそれとあと全部」、2023年2月24日発売
住野よるさんの最新刊、「恋とそれとあと全部」が、2023年2月24日に文藝春秋社から発売されます。
前作の「腹を割ったら血が出るだけさ」の発刊が2022年7月でしたので、意外に早い最新刊の登場となります。
「腹を割ったら…」は、若者にありがちな「自分で自分を閉じ込めてしまうが故の苦悩」を赤裸々に、ときに暴力的なほど荒々しく描いた、住野さんの新境地とも言える作品となりました。
さて、新作はどんな感じかな？
住野さん曰く「恋の話、ただそれだけ」
Amazonの商品紹介ページをみると、以下のような紹介文が…。
片想い男子とちょっと気にしすぎな女子。二人は友達だけど、違う生き物。
一緒に過ごす、夏の特別な四日間。
めえめえ(瀬戸洋平)は下宿仲間でクラスメイトの女子サブレ(鳩代司)に片想いをしている。
告白もしていないし、夏休みでしばらく会えないと思っていた。そのサブレが目の前にいる。
サブレは夏休み中に遠方にあるじいちゃんの家に行くのだが、それはある〝不謹慎な〟目的のためだった。
「じゃあ一緒に行く?」
「うん」
思いがけず誘われためえめえは、部活の休みを利用してサブレと共にじいちゃんの家を目指す。
夜行バスに乗って、二人の〝不謹慎な〟そして特別な旅が始まる――。
恋という気持ちが存在する、この世界に生まれてしまった全てのあなたへ。
何とも意味深な文章ですね。
サブレの「不謹慎な目的」とは？
そして、めえめえの恋の行方は？
ちなみに、本作の公式Twitterアカウントも動いておりますし、「note」では住野さん自身が本作についてコメントしています。
住野さん曰く、
もうタイトルから丸出しです！！！
恋の話です！
片想いの話！
高校生の男の子が高校生の女の子に恋をする！！！！
それだけのお話！！！！
とのこと…。
非常にシンプルなことのように住野さんは書いておりますが、そのシンプルなことをどのように料理してくれるのか…を我々読み手は期待しているわけです。
サブレの側に相当な「事情」があり、それをめえめえがどのように受け止めていくのか…ということで、２人が成長してくるような展開になりそう…。
あと２ヶ月…。
指折り数えながら待つことにしましょう！
