iPhoneSE4の開発中止で、iPhoneのモデム事情が変わってくる?
以前のAppleとQualcommのモデムロイヤリティー紛争以来、Appleが純正モデムの開発を進めている…ということのようです。
ただ、Appleは技術的な壁にあたっているようで、本来であればiPhone14シリーズに純正モデム搭載…と噂されていましたが、今回のはQualcomm製モデムを搭載していますね。
純正モデムは「2023年?」「2024年?」と囁かれていましたが、思わぬ件の影響でApple製モデムの登場時期が遅れるかも…という記事が来ています。
iPhoneSE4と純正モデムとの関係とは?
早くてもiPhone16から?
記事によると、
アナリストのミンチー・クオ氏が、iPhone SE(第4世代)の開発が中止されたことで、QualcommがiPhone16シリーズ用モデムを独占供給する可能性が高まったとの予想を伝えた
ということです。
どういうことかというと、本来Appleは、
「独自開発の5Gモデムを最初にiPhone SE(第4世代)に搭載し、その後、iPhone16シリーズに同モデムを搭載するか検討する予定」
だったというのです。
ある意味「お試し」ともいえるSE4の開発・発売が中止になったということで、本丸であるiPhone15シリーズへの搭載には無理がある…と判断されたのかもしれません。
まあ、Apple側が自社製モデムに絶対の自信かあるのであれば、「お試し」的なアプローチは不要なわけで、このようなAppleの及び腰を見ても、まだまだ自社製モデムは完璧なものにはなっていない…ということが読み取れます。
ということで、Apple純正モデムの搭載は「早くても2024年のiPhone16から」になりそうですが、以前の情報では「2025年まではQualcommモデムを使わざるを得ないのでは?」ということでした。
Samsungとは違い、設計はするが製造はしない…というAppleの企業理念は、今回のようなケースでは大きな弱点のようにも感じてしまいます。
ディスプレイ、SoC、モデム等、主要な部品はライバルを頼らなければならない矛盾を抱えているわけで…。
今後もApple流のシステムが通用するのか…。
非常に気になるところではありますね。