Apple製複合現実ヘッドセット「Reality Pro」の行方は?
Apple製の複合現実ヘッドセットは、これまで何回も「〇〇年△月に発表!」という噂が流れては消えていきました。
相当に難儀しているのだと思われます。
Appleはしてはそれなりの性能のApple Siliconを内蔵させ、特に性能面では卓越した商品にしたいという思いがあるでしょうから、その技術的なレベルをクリアすることは相当に難しいでしょうし、「発熱」の問題にも悩んでいると聞きます。
本来であれば2022年中に「発表」「発売」になるのでは?…と見られていた「Reality Pro」ですが、その商品的な「旬」を考えてもさすがに今年がタイムリミットでしょう。
ガーマン氏も同様の予想をしているようです。
WWDCが現実的では?
記事によると、
Appleが開発を進めている複合現実(MR)ヘッドセットは、6月の世界開発者会議(WWDC)よりも前に発表され、2023年秋に販売が開始される、とBloombergのマーク・ガーマン記者が報じている
ということです。
ガーマン氏の予想としては、
「6月のWWDC前に製品を発表、WWDCでアプリ開発に必要な詳細情報を提供し、秋に製品の出荷を開始する」
という予定を考えているようですね。
いいんじゃないでしょうか?
恐らく3月にはM2 Pro/Max搭載の「MacBook Pro」が来るでしょうし、恐らく新型Mac miniも同時期に来るでしょう。
何かと話題になっている新型Mac Proまで3月に…というのは少々荷が重いでしょうから、6月のWWDCに「新型Mac Pro」「新型Pro Display XDR」「Reality Pro」の発表があるくらいで丁度いいかと…。
WWDCはソフトウエア関連のイベントではありますが、「Reality Pro」に関しては搭載OSも全く新しいものになるでしょうし、むしろWWDCでの発表の方がふさわしいと感じます。
Appleの想定する利用方法とは?
いよいよ登場が現実味を帯びてきたApple製のヘッドセットですが、その用途を表す表記にも変化がありました。
いわゆる「AR」「MR」「VR」という略称です。
以下の記事にはその違いについて詳しく書いてあります。
AR(拡張現実)とは?VR・MRとの違い、ビジネスでの活用をわかりやすく解説!|AR(拡張現実)コンテンツが簡単に制作できる「COCOAR (ココアル)」
「AR」「VR」については比較的導入されているものが多く、イメージしやすいのですが、最近の記事ではAppleが求めているのは「MR」ということのようです。
単純にゲーム中心に利用するようなVR的発想ではなく、いわゆる「メタバース」のような仮想空間による人々のコミュニケーションに活用するとか…。
数十万円になるのでは…とされる価格を考えると、
「一体何ができるのか?」
ということは非常に重要です。
Appleが求めているものを、これからしっかりと吟味していきたいものです。