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Apple、Mac用Mチップの発注数を削減か?〜TSMCの売上高が、昨年度比10%減の予想〜

TSMCの売上高が、昨年度比10%減の予想

 2023年、ここまでの業績を見ると、特にMac・iPadの苦戦が目立つ結果となっています。

 

 その背景としては、
「魅力的な新製品が登場しているか?」
ということに尽きますね。 

 売上が特に不調だったiPadに関しては、機能的に魅力的なアップデートがあったわけでもなく、iPadの性能面でも、
「M1があればもはや十分なのだが…?」
という状況に落ち着いているような気がします。

 Macも、「M2 Pro/Max」「M2 Ultra」は登場し、それなりのパフォーマンスアップは見られたものの、市場を騒がせるだけのものからはほど遠いような印象です。

 

 そこに、まもなく登場が噂されている「M3チップ」の登場です。
 これまでの予想では、
「M1登場時並の売れ行きを!」
と期待する声も上がっていましたが、不穏な空気が流れてきました。

 TSMCの売上高が、昨年度比10%減の予想です…。

 

Apple、Mac用Mチップの発注数を削減か?

 記事によると、

Apple AシリーズチップやMシリーズチップを製造するTSMCの売上高が、Appleからの発注数減少により低下しているとDigiTimesが報じた。TSMCの売上高が低下した理由として、Macの販売台数が想定以下に留まっていることに伴うMシリーズチップの発注数が減少した可能性がある

ということです。

 

 TSMCが、今年度の3nmプロセスルール枠をAppleのみに使用する…としたように、AppleとTSMCの蜜月は続いています。
 ということは、当然ながら、
「Apple製品が売れれば、TSMCが潤う」
ということになります。

 以前であれば、Appleの3nmプロセスルール特需によって、TSMCの売上が爆上がり…という記事も見かけていましたので、状況が一転した可能性がありますね。Appleの内部で…。

 

 現状、iPhoneがらみで生産量の削減…という話題は聞きませんので、そうすると「Mac」ということになります。

 3nmプロセスルールで製造される「Mチップ」を搭載するMacが売れない…と、Apple側が考えたということなのでしょう。

 

 記事内では、コロナ特需が明け、消費者の購入意欲が上がっていない…ということを理由として挙げています。
 まあ、もちろんそれもあるでしょうが、
「M1系のチップでまだまだ十分!」
と積極的に考えている層がかなり多い…ということなのではと予想します。

 

 まあ冷静に考えれば、ごく単純な作業であれば「M1」でおつりが来るでしょうし、「M1 Pro/Max」だったら現在でもバリバリでしょう。私も「M1 Ultra」搭載のMac Studioを利用していますが、何の不自由もありません。

 もしここに、
「M3系のパフォーマンスが非常に大きく向上する!」
という付加価値が付いてくれば話は違うでしょうが、ここでAppleが弱気になるということは、想定内の性能向上…という範囲に留まるのかもしれませんね。

 

 世界中でPCの需要が落ち込んでいる中での話ですので、状況下悪化しているのはMacだけでないでしょうが、3nmに切り替わるチップの世代で売上が鈍化するのはどうももったいないような気がします。

 さて、M3系の売上はどうなるか?
 まずは、本当にこの10月に登場するのかを見極めましょう。

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