iOS18最大のウリは「Apple GPT対応Siri」
ChatGPTをはじめとするチャットボックスや生成AI等、人工知能の活用が一気に身近になったのが2023年でした。
そして、それらが更に身近な存在、具体的に言えばスマホの中に内包されていくことになるのが2024年…ということになるかもしれません。
具体的な技術内容には詳しくありませんが、Googleでは「Bard」「Gemini」という技術が動き始めているようで、さすが「AI技術のGoogle」と感心せざるを得ません。
そして、以前から噂にはなっていましたが、Appleも負けじと開発を進めているようです。
グーグル先生と比べてどうでしょう?
記事によると、
生成AIに対応するSiriが、2024年6月に開催されるであろう世界開発者会議(WWDC24)で発表されるとの予想が伝えられている
ということです。
Apple側の準備が「iOS18」までに整う算段が付くのであれば、当然6月のWWDCで大々的にお披露目されることになるでしょう。というか、Googleの進み具合を考えると、今年出さなくては後手も後手を踏む…という殊になるでしょうから、「必須項目」と言えるのでは?
記事の文言からすると、「"Bard"に対応するAIチャットボックス型"Apple GPT"」と「生成型の機能(Siriに内包?)」という方向性になるのでしょうか?
もうひとつの観点として、その「利用方法」にも言及されています。
「オンライン使用を前提に旧来の機種も利用できる」ようにするのか、「メモリにAI機能を内蔵し、今後の新機種限定のオフライン利用」にするのか?…ということ。
オフラインでは機能に限界があるでしょうから、当然「オンライン」になりそうな予感。あるいは、基本的な機能は内蔵にして、発展的処理が必要な場合にはオンラインを活用する…とうハイブリッド型でもいいかも。
まあ、夢は広がるのですが、どうしても気になるのは「Googleとの対比」です。
「Siri」登場以来、他メーカーの人工知能との比較が幾度となく繰り返されていたことは記憶に残っています。そして、その結果として、「Siriの分の悪さ」という負の歴史が刻まれることに…。
年を追うごとにSiriの機能アップがあったようですが、現在でも、
「Google先生にはどうしても勝てないのでは?」
という思いが強いです。
最近では実際の比較記事等はあまり見かけませんが、近年のPixelの多機能ぶりを考えると、やはりGoogleの人工知能に対する強さは変わっていないような気がします。
となると…。
またいつぞやの負の記憶が蘇ってくるのか?
それとも、「方向性の違い」をしっかりと打ち出すことで、Appleのよさを認知させていくことができるのか?
私は、あまり期待できないのでは?…と予想しています。
まあ、過度の期待をせずに6月を待つ…というスタンスが吉かな?