2023年、最も売れたスマホは「iPhone」!
先日、Appleの株価が大幅に下落した…ということは皆さんご存知のことだと思います。その理由としては、最近のAppleデバイスの「代わり映えのなさ」が上げられていました。特に「iPhone15」に対する市場の不満というのが言及されていました。
確かに、現在は最先端の物珍しい技術は殆どAndroid機に搭載されます。その中でも特にGalaxyが先陣を切っている印象を受けますね。
ただし、昨年の期別スマホ販売の報道を見ていると、そのAndroidの売上不振が目立ち、iPhoneは現状維持で持ちこたえている…という印象でした。
そんな中…。
この度、2023年のスマホ販売台数のデータが登場しました。
それでもiPhoneは強かったようです。売上No.1の座をGalaxyから奪還です!
停滞期にこそ指示されるiPhoneの強み
記事によると、
2023年の全世界におけるスマートフォンの販売台数において、iPhoneがGalaxyを上回ったことが確認された
ということです。
これまでのスマートフォンの販売の歴史を見ると、iPhoneから売上首位の座を奪ったGalaxyの強さが際立っていました。
一時強さを見せたHUAWEIが脱落したこともあり、世界のスマホ停滞の動きの中でGalaxyが売上首位を保ってきたのですが、ついに2023年はiPhoneにひっくり返されてしまったとのこと…。
その売上がこちらです。
衝撃的なのはSamsungの凋落ぶりです。
iPhoneが売れた…ということではなく、Galaxyがこけた…というのが正しい表現となるのは明らかです。
なんといっても「−13.6%」。
iPhoneは「+3.7%」と、他のメーカーに比べると健闘してるものの、もしGalaxyが普通に売れていたら、今回の逆転劇がなかったのは明らかです。
また、「販売台数」でひっくり返された…ということは、売上高や収支関連のデータでは更に差が開くということ。iPhoneはほぼ高価格帯オンリーの売り方していますが、Galaxyはエントリー機、中堅機の売上が業績を支えていることは周知の事実です。
スマホが全世界的に行き渡ったことによって、これまでの発展途上国でのエントリー機需要が収束したことも、今回の大幅下落に関わっていることでしょう。
また、興味深いのは、「Xiaomi」「OPPO」という中華系新興メーカーも販売台数を大幅に落としていることです。やはり需要の落ち込みぶりが本格的であることを示していますね。
その中にあってiPhoneのみが堅調なのは、景気の動向に左右されないある程度の財政的余裕がある層がその主たるユーザーである…ということが上げられるでしょう。欲しければ多少価格が高くても買う、迷わず毎年買い替える…等々。
今回のiPhoneの首位返り咲きは、技術力動向というよりも、
「Appleの企業としての魅力」
がもたらしたもの…と捉えることもできるのでは?
正に、「停滞期にこそ強みを発揮するのがiPhone」と言えるのかもしれません。