発売間近! Apple Vision Proの需要は?
米国時間の2月2日、ついにApple Vision Proが発売されます。
今後のAppleの動向を占う…といっても過言ではない、ここのところでは珍しいビッグタイトルです。
予約開始直後から、予想に反して(?)結構な数のオーダーが入っているようだ…ということは先日お伝えしました。
この記事では、「予約開始数時間で"5週間〜7週間待ち"」となった納期が、その後48時間経過しても延びることがなかった…ということで、Apple Vision Proがどの程度一般のユーザーに浸透するのか?…ということには疑問を呈しておりました。
そして…。
この度その後の予約状況に関する記事が来ています。
予約開始直後から伸びていない模様…
記事によると、
現地時間1月19日に予約注文が開始されたAppleの複合現実(MR)ヘッドセットVision Proですが、すでに約20万台が売れた、と米メディアMacRumorsが伝えている。先週著名アナリストのミンチー・クオ氏が発表した予想販売台数から若干増加しているが、販売数の伸びにすでに鈍化がみられるようだ
ということです。
具体的に見ると、
「予約開始2〜3日→16〜18万台」
「10日後→20万台」
とのこと…。
どう考えても、予約直後にAppleのコアなファンが一斉に予約をしたものの、その後は殆ど増えていない…ということになります。
まあ、価格が価格のデバイスですので、「買う気があるユーザーはすぐさまオーダー」という状況になることは分かるような気はしますが、それにしても「二の矢」があまりにも弱いのは相当気になります。
この数字だけを見ると、非常に評価が難しいApple Vision Proの初動といえるでしょう。
以前の記事にも書きましたが、やはりApple Vision Proは、当初購入したユーザーのレビュー等が広がり、それを受けた二の矢に相当するユーザーが購入を決断するか?…という部分が非常に重要になってくると思われます。
レビュー結果から、コスパ面で満足できない(体験としては非常に素晴らしいことは分かってはいますが、価格を考えるとなかなか決断できるものではありませんので)という風潮が広がれば、なかなかその後の追加販売は難しくなっていくでしょうし、非常に評判がいいのであれば、それなりの数の追加オーダーが入るでしょう。
そして、この米国内での動向は、恐らくはその後に発売される国々での指標になるでしょう。米国で評判がよくなかったものが、他国で売れるとも考えられません。
また、今回は購入しきれなかったものの、今後、噂されているApple Vision Proの廉価版が登場したときに、
「ある程度価格が下がるのであれば是非購入したい」
と感じさせるものであるかどうか?…が非常に大切です。
HomePodとHomePod miniのように、あまり芳しくない結果になることのないよう、願うばかりです。