MicroLED搭載Apple Watchの開発中止は誤報なの?
先日、「MicroLED搭載Apple Watch Ultraの開発が中止された」という話題をご紹介しました。
MicroLEDサプライヤー側から契約キャンセルの情報が出たことに加え、Apple側のMicroLED開発チームのレイオフということにも言及されており、かなり具体的な内容を基にした記事でした。
しかも、これがミンチー・クオ氏の情報だということで、信憑性がかなりあるのでは?…と考えました。
ところが…。
クオ氏の投稿を受け、今度はあのガーマン氏が反撃です。
MicroLED搭載Apple Watch Ultraは死んでいない?
ガーマン氏 VS クオ氏の予想合戦再び
記事によると、
Bloombergのマーク・ガーマン記者が、「マイクロLEDチップのサプライヤーのうちの1社が外れただけで、計画が中止されたとは思えない」と述べている
ということです。
これはおもしろいことになってきました。
数年前も、特に「AppleSilicon Mac」の登場時期に関して両氏が予想合戦を繰り広げていました。
その際は、ガーマン氏の予想がことごとく外れたことを記憶しています。
このときに感じたのは、ガーマン氏は一般のユーザーでも考えつきそうなことをなぞらえて予想することが多く、クオ氏はそれに反する予想をすることがある…ということです。
当然クオ氏も大きく予想を外すことがありますが、それにしてもガーマン氏は「リーカー」という立場ではなく、あくまでも「記者」として全体を見通した予想を立てている…という存在なのではないかと考えています。
さて、MicroLEDに関してはどのような結果が出るのか、楽しみですね。
さて、今回の記事には、このMicroLEDに関し、これも有名なリーカーである「ロス・ヤング氏」もクオ氏と同様の考えを表している…と記述されています。
ここで重要なのは、これまで言われている「MicroLED搭載の開発中止」とは、あくまでも「Appleが自社開発を薦めていたMicroLEDの開発中止」であることです。
記事中にも、
「MicroLEDを搭載したスマートウォッチはApple以外のメーカーから年内に発売されるとヤング氏が述べている」
とありますので、Appleはこの分野で先陣を切ることは、コスト的にメリットがない…と判断したのではないでしょうか?
石橋を叩いて渡りがちな最近のApple。
MicroLED搭載に関しても、品質面、コスト面を考え、十分に余裕ができてから…という考え方に転換したのかもしれませんね。