MicroLED搭載Apple Watch Ultraは、2026年まで登場せず?
今年度、自らの決断で驚いたことのひとつに、
「Apple Watch UltraからSeries9に機種変更した」
ということがあげられます。
Apple Watch Ultraのバッテリーもちは無印と比較すると異次元もので(もちろん他メーカーのものにはこれ以上のものがいくらでもありますが)、Series7のバッテリーもちの悪さに悩んでいた自分からすると「救いの神」のように思えました。
しかし、せっかくの49mmのディスプレイのベゼルが非常に厚く、実質的な表示ではほとんどメリットがないことに納得出来ませんでした。その上に筐体は大きく・厚くなっており、そのアンバランス感に違和感を覚えてしまったのです。
これで、Ultraに機能上、性能上で大きなメリットがあれば別ですが、強めのアクティビティをしない私から見れば、そのスタイリング面、表示面に不満を感じてしまったからには無印Series9の方がふさわしいのだろう…という結論にたどり着いたわけです。
現状、その決断は正しかったと考えています。
当然、Ultraに大きな魅力が見いだせるようであれば、今後買い替えを積極的に考えていこうとは思っています。
その魅力候補の一つが、「MicroLED」であることはこれまでも再三話題にしてきました。しかし、その搭載時期の予想はことごとく後ろ倒しされ現在に到る…という残念な実態です。
先日は、MicroLEDの登場は「2025年」という記事を話題にしました。2024年という説が有力だった中での「2025年」でしたので、
「来年のUltra3のウリは何?」
と心配になったものです。
しかし…。
この度、「2026年」…というなんとも残念な記事が来ています。
問われるフラッグシップの意味合い
記事によると、
Apple Watch Ultra(2024年モデル)で実現されると期待されていたディスプレイサイズの大型化ですが、それが実現するのは2026年モデルで、マイクロLEDディスプレイへの変更も同時に行われるとの新たな情報が出ている
ということです。
上掲の11/17付けの本ブログの記事では、
「2024年のUltraにMicroLEDを搭載するのであれば、この12月中に開発プロジェクトが立ち上がらない限り、実現しない」
という内容をお届けしました。
おそらくこれは無理なのでしょう。だって、肝心のMicroLED生産の目処は立っていないでしょうから…。
そして、今回紹介する記事では、「2025年も難しい」と予想する調査会社の存在を紹介しています。あまりに進みの遅いMicroLEDの実情を考えると、私も2025年は難しいのでは…思えてきました。
また、「46mm」「50mm」へとディスプレイの大きさを上げる…という噂も、MicroLED搭載機が登場するまでお預けか?…という見方ですね。
ただ、Ultraの問題はそこではなくて、前述した「ベゼルが厚く、実質的な表示領域は無印とほとんど変わらない」ということなのです。
もし…。
2024年、2025年と、これまでどおりのベゼルの厚いディスプレイが続くようであれば、少なくとも私がUltraに戻ることはないでしょう。
というか、フラッグシップとしてのUltraの勢いが急速に衰える可能性も否めません。
Ultra2でさえ「初代で十分」という声が多い中、Appleは今後2年間をどのようにしのごうと考えているのでしょうか?