TSMCの2nmプロセスチップ、Appleの次はNVIDIA?
最近、「NVIDIA」の株価が異様なほどに上昇しているということが話題になっていますね。
中には、「バブルめいている…」と警戒の見方を示しているその筋の方々もいらっしゃるようですが、さてどうなるか?
AI処理の注目度が上がっている中での株価高騰ですので、一定の説得力はあるようにも思えます。
そして…。
このNVIDIAに関して、TSMCとの関連する記事が来ています。
早々に2nmプロセスを利用することになる?
QualcommでもMediaTekでもなく…
記事によると、
TSMCの2nmプロセス製造ラインでの半導体量産開始に向けた準備は、予想以上に順調であり、2nmプロセスでの半導体量産は2025年に開始、最初にiPhone17 Proシリーズ用A19 Proの製造が開始され、NVIDIAのGPUがAppleシリコンに続く見通し
ということです。
TSMCとAppleの蜜月はすでに周知の事実で、2023年における「3nmプロセスチップ」はApple用の「A17 Pro」「M3系」のみにしか採用されなかったという話は有名です。
3nmに関しては、今後「Intel」「Qualcomm」「Media Tek」に続々と提供されるようですが、どうも提供に遅れも出ているようで、Appleからは1年遅れのスタートとなってしまいそう…。
ところが、これが「2nmプロセス」の話になると、逆に非常にうまくことが運んでいるようなのです。
これまでも「A19」「M4」で初めて2nmが搭載されるという噂なのですが、3nmのときはいつ登場するのかが非常に揺れていた印象でしたので、割と問題無く「2025年」というスケジュールが語られていることが非常に意外です。
そして…。
何と、2nmの「Apple後」は、IntelやQualcommではなく「NVIDIA」に提供されるのでは…というのか今回の記事の中心です。
本当だとするとNVIDIAの大逆転…ということになりますね。
記事ではその理由を、
人工知能(AI)市場の活性化に伴い売上高および株価が上がり続けるNVIDIAの豊富な資金力と、高い卸価格を吸収できる企業体力
と捉えています。
もちろんAppleもそうですが、「金を払えるところが優遇される…」という単純な構図なのか?
そうなると、Apple Silicon、特にMチップとGPUボードを組み込んだWindows機との比較等、PC界がまたおもしろいことになりそうです。