画面下埋め込みFace IDの登場が更に遅れる?
期待していたほどの性能・省電力性アップはありませんでしたが、iPhone15 Proで3nmプロセスルール製造のA17 Proチップを搭載したことは、iPhoneにとっては大きな一歩でした。
というか、最近のiPhoneにはこの程度のアップデートしか期待できないほどに、その進化が鈍化してしまっているのです。
こうなると、ハードウエア上の次の大きな変化は「画面下埋め込みFace ID」ということになるでしょう。
DynamicIsland搭載によってようやくノッチから脱却したiPhoneですが、画面を覆い隠している面積でいえばノッチもDynamicIslandも大して変わりが無いわけで、とにかく早く「ピンホール」へと移行し、その後のオールフラットなディスプレイに繋げていかなくてはなりません。
というか…。
4〜5年前の予想では、もうすでにオールフラットなiPhoneが登場してもいい頃合いですので、過去の予測からすると現状でも相当遅れている…ということになるのでしょう。
そんな中…。
「画面下埋め込みFace ID」の登場が1年後ろ倒しになるのでは…という記事が来ています。
最近のApple、こんなことばっかりです。
iPhone17 Pro→iPhone18 Proへ
記事によると、
iPhone19シリーズまでのディスプレイ変遷を伝えていたDSCCの最高経営責任者(CEO)であるロス・ヤング氏が、iPhone17 Proシリーズに搭載されるとしていた画面下埋込み型Face IDについて計画は延期され、実現するのは翌年のiPhone18 Proシリーズになるとの予想を投稿した
ということです。
ノッチ→DynamicIslandへと移行した際の予想としては、「2年刻み」のアップデートが見込まれていました。
つまり、「iPhone14 Pro/15 Pro」でDynamicIsland、「iPhone16 Pro/17 Pro」で画面下埋め込みFace ID(ピンホール型パンチホール)、「iPhone18 Pro」でフルフラットスクリーン…という流れ。
しかし、iPhone15 Proが登場する前から、「16 ProもDynamicIsland」という噂が流れ始め、いつの間にか「3年おきの進化」へと見込みが変化していきました。
しかし、今回の情報が正しければ、なんと「DynamicIslandは4年間継続」ということになってしまいます。
Android勢は次々とピンホール化を実現していく中で、iPhoneのノッチは相当叩かれましたが、このまま行くとDynamicIslandも相当問題視されるのではないでしょうか?
もちろん、Appleが画面下に埋め込もうとしている「Face ID用のカメラ/センサー」はAndroidスマホよりも高精細なものを狙っている…ということは十分承知しています。
ただ、あまりにも遅すぎるかと…。
また、Appleの異様なほどのこだわりを考えると、「Face IDの次」、つまり「インカメ」を画面下に埋め込むのにも相当苦労しそうです。
だとすれば、切りかけが無くなるフルフラットスクリーンが実現するのは一体いつになるのでしょうか?
また、ディスプレイおよびカメラ・センサーの処理という大きな変化の進み方が鈍化するとなると、果たしてiPhoneはこれから数年の間でどのような「ウリ」を発信していくのでしょう?
これだけ高額になったiPhoneですので、ある程度ユーザーが納得するような進化を毎年遂げないことには、さすがにそろそろそっぽを向かれてもおかしくありません。
これまで毎年買い替えていたユーザーがあきれてしまわない程度の進化を、今後もキープできるのか?
非常に気になります!