「A18 Pro」のベンチマークスコア投稿?
初の3nmプロセスルールで製造された「A17 Pro/M3系」は、当然ながらそれなりの性能アップが期待されました。
しかし、結果は「・・・」というところ。
正直言って「期待はずれ感」が大きかった…という方が多かったのではないでしょうか?
高精細化されたのにも関わらず、従来のチップの性能アップぶりと変わりが無かった…という残念感が大きかったですよね。
正直、こと「性能」という部分に関しては、今後の「2nmプロセス」への移行時にも過度な期待はしてはいけない…ということを学んだような気がします。特にMacに関しては、それこそ「欲しいときが買い時」という感覚で望まないと行けないな…というところです。
そんな中…。
iPhone16 Pro搭載予定の「A18 Pro」のベンチマークが早くも投稿されたようで、その結果が意外なことになってます。
ホント?
こんなに向上するの?…と思わせるスコアアップ
記事によると、
iPhone16 Proシリーズに搭載されるA18 Proのエンジニアリングサンプルを用いて計測されたとする、Geekbench 6およびGeekbench 5ベンチマークスコアが投稿された
ということです。
その結果が以下の通り…。
そして、「A17 Pro→A18 Pro」間の性能向上率がこちら…。
はっ?
「2割〜3割」の向上って、マジですか?
「A16 Bionic→A17 Pro」間の向上率よりも高い数値に驚きを隠せません。プロセスルールによる世代間の技術革新よりも、バージョンアップ版の方が性能アップが顕著なんて…。
意味が分からないんですけど…。
個人的には、プロセスルールが変わっていないのにこれだけ高い性能アップが成立するとは思えません。また、シングルやマルチに関して20〜30%というアップ率はちょっと信じ難い…。
これがGPU性能等だったらまだ分かるような気もしますが…。
さらに、「iOS18」における最大のポイント「AI」との絡みで、果たしてSoCのパフォーマンスをここまで向上させる余裕がAppleにあるのか…という懸念も生まれます。
実質的なスコア向上よりも、NeuralEngine等を活用して「何ができるのか」を形にすることに尽力するのが2024年の勝負どころだと考えるのですが…。
もしこの情報通りの性能アップが実現するのであれば、
「高精細化を図らなくても性能アップの夢がもてる…」
と考えることもできますが、
「Appleが大々的に世代交代を訴えても、そもそも性能アップに繫がらない場合もありうる…」
と考えることもできますね。
諸刃の剣…というところでしょうか?
少なくても一般のユーザーには理解しがたい動きになってしまうことになるかも…。