将来のMacBookは「取り外せるカメラ」と「回転スクリーン」?
実際に採用するかどうかは別にして、Appleが多種多様な特許を申請していることは知られています。
Macに関して考えると、まずもって気になるのが「タッチスクリーン」を採用するかどうか…という点ではないでしょうか?

これまでAppleは、「オールインワン型」を目指すWindows機とは違う路線を行き、「MacとiPadの分離化」という施策をとってきました。両者を一体化させることはせず、両者の得意分野を生かして独立させたまま共存させよう…という考え方です。
Macに関してはMagicMouseやTrackPadの操作性のよさを生かし、「ApplePencil + iPad」の機能融合路線で行く…。ここで生きるのがOSで、最近のApple製OSに関しては、iPhone、iPad、Macという垣根を越えて「それぞれをいかに効率よく融合させるか」に腐心しているように見えます。
ハードもソフトもAppleというひとつの企業が製作している…というよさを存分に生かしている面で、他社には決して真似のできない「Apple式」ですね。
私はこの考え方に惚れ込んでいます。まあ、それ故の閉塞性ももちろんはらんではいますが…。
しかし、前述した「タッチスクリーンMac」の噂は絶えません。
「次世代Mac」を考えたときに、Apple自身が「これまでの様態を変える必要がある…」と考えているのかが非常に気になるところです。
そんな中…。
「新生Mac」を感じさせる特許申請の話題が来ています。
将来Macがこうなったら…。果たしてそれはMacなのでしょうか?
それって本当にユーザーが求めていること?
記事によると、
Appleが2022年4月に申請し、7月30日に取得した特許は、固定または取り付け可能な裏面カメラと、回転および取り外し可能なディスプレイを搭載するMacBookに関するもの。カメラにはセンサーモジュールが含まれる可能性も示唆されており、空間スキャンに使用されるLiDARモジュールの搭載も考えられる
ということです。
今回の特許の図面がこちら。


上の図面は「移動式カメラ」に関するもののようです。
移動式にすることで、iPhoneで言うところの「インカメ」「リアカメ」をひとつでカバーできるようになるのでしょうか?
確かに無線で撮影データをMacとやり取りできれば、自由度は増しそうですね。
ただ、「外付け」ということになり、MacBookのスタイリッシュさはかなり損なってしまいそうです。
また、下の図面は「回転スクリーン」となっています。
これに移動式カメラを取り付ける図面もあり、撮影しながら、相手に画面を見せながら…という用途の広がる可能性を感じさせます。
ただ、画面を背面にしてしまうと、当然こちら側からは見えないわけで…。折りたたんでタッチスクリーン利用ができるのであればヒンジで回転させるメリットもありますが、タッチができないのであれば魅力も半減かと…。
このあたり、やはり「Macがタッチに対応するかどうか?」が鍵を握りそうです。
まあいずれにしても特許段階の話であり、これが実現するとは限りません。
ただ、将来的に、
「MacでApple Pencilが使えるようになるのか?」
が非常に気になりますね。
Appleには、
「その機能を果たしてユーザーは望んでいるのか?」
という視点で今後の開発を進めてもらいたいものです。