Macが採用した「量子ドットフィルム」は本当に必要か?
先日Macが発売したM4搭載Mac。
そのMacBook Proには、「量子ドットディスプレイ」が搭載されていた…ということが後日明らかになりました。
M4シリーズ搭載MacBook Proに量子ドット・ディスプレイ搭載と専門家が投稿 - iPhone Mania
私も勉強不足で「量子ドットディスプレイ」とはなんぞや?…という受け取り方でした。まあ、「より美しい画像のための新技術?」という程度。
ただ、従来のMacディスプレイ、その画質は非常に高い評価を得ていましたので、
「それで値段が高くなるくらいだったら、従来の技法でいいんじゃないの?」
と感じたくらいです。
そんな中、時期Pro Display XDRにもこの量子ドットフィルムが採用されるのでは?…という記事が来たことで、これは他人事ではいられないな…という気持ちになっています。

Pro Display XDR 2二採用の噂も、価格が気になる…
記事によると、
Pro Display XDRの後継モデルとなるPro Display XDR 2には、量子ドットフィルムが採用されるとの予想を、DSCCの最高経営責任者(CEO)であるロス・ヤング氏が伝えている
ということです。
まあ、MacBook Proに採用したのだったら、当然Pro Display XDRにも使われるでしょう。
まずもって、量子ドットディスプレイのメリットとしては、
これまでの赤色KSF蛍光体フィルムではなく量子ドットフィルムを採用したことで、「高色域帯のサポートと応答速度の改善が見込まれる」ということですね。
現在のPro Display XDRは明言してはいませんが「miniLED」を採用しています。2019年当時としては異例ともいえる新技術の投入でした。
当然Ⅱ型は現在の最高の技術を詰め込んだものとなるでしょう。
例えば…。
・量子ドットフィルム採用による色域の拡大
・最大輝度の更なる向上
・「7K」相当の高精細化
・応答速度の向上を活用したProMotion化(可変?)
・当然「OLED化」(最高技術の投入)
といった感じでしょうか?
ただし…。
当然ですが、価格はとんでもないことになるでしょう。
Pro Display XDR発売当初から、ただでさえ円安で価格が高騰しています。
これがⅡ型になることで、さすがに手を出すことができない存在になるでしょう。
そこで期待するのが、「Studio Display」の拡充。
現在27インチしか選べませんが、「32インチ」「36インチ」モデルを設定し、かつ通常OLEDを採用してなるべく廉価にしてもらう…(120Hzは確保)。
こうなれば、初代Pro Display XDRの初音よりもかなりお安く提供することができるのでは?
ディスプレイに関しては、どうしても純正の相性のよさと色域の正確さに惹かれます。
特に写真を趣味にする身としてはここは非常に重要なポイントとなります。
数年後、新Studio Displayが、望むべき形で登場することを願うばかりです。