カメラのキタムラの「Apple 正規サービスプロバイダ」3店舗閉店!
かなり以前の話になりますが、iPhoneXSを購入1週間ほどで落下させ、ディスプレイガラスが粉々になったことがありました。
当時はauで購入していた私はとりあえずauに。代替の旧端末は貸していただけましたが、本体の修理に関しては「Appleにお願いするしかない…」とのこと。
現在のようにお安い端末をキープしているとか、自分でSIM移行してアクテイベートする…なんてことが一般的ではなかった時代でしたので、非常に慌てたことを覚えています。
秋田県で唯一の「Apple 正規サービスプロバイダ」であるカメラのキタムラに出向いたところ、非常にラッキーなことに私が利用していたものと同型の個体が一台だけ在庫としてあり、AppleCareに入っていたこともあり、即座に機種交換をしてもらうことができました。
現在であればAppleの引き取りサービス等の知識がありますので、ここまで慌てることはないとは思いますが、当時は本当に必死でした。

都市部であれば正規の「Apple Store」があり、有事の際には直接出向くこともできますが、地方では全くもって無理です。Apple製品に関してはどうしても「Appleのみの対応」となることが多く、一般の業者が入る余地がないことが殆どで、それはそれで不都合なことも多いですよね。品質的な保障面では万全でしょうが…。
東北では、唯一の実店舗であった仙台店も閉店し、非常に心許ないものがあります。秋田県民とすれば、今回話題にした「Apple 正規サービスプロバイダ」であるカメラのキタムラの一店舗が拠り所となっているのです。
そんな中…。
地方の「Apple 正規サービスプロバイダ」のうち3店舗が閉店…という記事が来ています。
最低限の安心は守ってほしい!
地方民にとっては命綱!
記事によると、
Appleの認定を受けて、Apple製品の保証対象および保証対象外修理サービスを行う「Apple 正規サービスプロバイダ」に関して、カメラのキタムラが、2025年1月8日で、キタムラ佐世保/四ケ町店の営業を終了、2025年1月13日で、ららぽーとTOKYOーBAY店の営業を終了すると発表している。
また、B-PARK+セブンパークアリオ柏店が、2024年12月31日で修理サービスを終了すると発表している
ということです。
調べてみると、「Apple 正規サービスプロバイダ」は全国で86店舗あるようで、そのうちの3店舗が閉店…となり、以下のようになるようです。

今回の3店舗の閉鎖はどのような理由なのでしょうかね?
カメラのキタムラに関してだけ…というのも非常に気になるところです。
カメラのキタムラといえば、一時期業績不振によって上場廃止となったものの、最近はV字回復を遂げている…と聞きます。
しかし、もしその戦略上でAppleプロバイダ事業からの離脱を考えいるのであれば、地方民からすると非常に怖いものがあります。

前述したように、「Apple 正規サービスプロバイダ」は地方民の拠り所です。
是非ともその拠点を守るような方向性で進んでいただきたい!
もちろん「儲け」は大事でしょうが、一端その役割を引き受けたからには、キタムラさんには責任感をもって取り組んでいただきたいですし、Appleとしても、これだけのAppleデバイスを販売しておきながら、正規の修理を行う店舗を置かない…という戦略をとっている落とし前はどこかで付けなくてはいけないと考えます。
これ以上店舗減少の報道が起きないことを切に願います。