CES2025でLGの「UltraFine 6K Display 」が登場!
Appleにとって「Mac用ディスプレイ」はひとつの鬼門です。
一時期は「純正」を諦め、LGのUltra FineディスプレイをApple Storeで扱った時期もありました。
流れが変わったのが2019年に登場した「Pro Display XDR」。
当時としてはスーパースペックとも言える性能で世間をあっと言わせました。まあ、価格でもあっと言わせたのですが…。
「6K」「miniLED」「ピーク最高輝度1,600ニト」「1,000,000:1のコントラスト比」「DCI-P3 99%をカバーする広色域」というそのスペックモンスターぶりは発売5年を経過した今でもコンシューマ向けとしては最強スペックを誇っています。
私も以前に勢いで購入してしまったPro Display XDRを現在も使っており、最高の環境となっています。とにかく写真画像のレタッチ、プリント時の信頼性は別格です。
AppleTV+の映像を観るとその輝度の高さ故に不自然に見えるほどの高性能ぶり…。まあ、本格的な動画は昨年購入した55インチモニターで観るようになりましたが…。大きさをとるか、鮮明さをとるか…となると、やはり動画鑑賞においては大きさかな…?
さてしかし…。
このPro Display XDRは確かに超高性能ですが、いかんせん価格がバグっています。
特に円安になって移行の日本での価格は「728,800円(税込)〜」と、私が購入したときよりも10万円単位で上がっているという以上ぶりです。
しかもこのPro Display XDRの専用スタンドはそれこそ10万円超え…。
現状の価格であれば、さすがにとち狂っていた以前の私でも購入はできなかったでしょう。
その後、高価ではあるもののPro Display XDRほどではない…という「Studio Display」が登場し、純正にこだわったり、相性問題を気にするユーザーはこちらを選択できるようになりました。
ただ、こちらの弱点は、
「27インチ止まり…」
ということ。
一度32インチを使ってしまうと27インチには戻れません。
むしろ「36インチが欲しい…」と考えている自分がいる始末です。
そんな中…。
LGからそんな「穴」を埋める製品が登場しそうです。
「6K、32インチ」の「UltraFine 6K Display 」です!

LG UltraFine™️ 6K Monitor (Model 32U990A)
姿を見せない「Apple純正30インチオーバーディスプレイ」の代替最有力候補
記事によると、
LGはCES 2025で、LG UltraFine 6Kディスプレイと呼ばれる美しい新しい6Kディスプレイを発表した
ということです。
型番が「32U990A」。
スペックとしては、
・Thunderbolt™ 5とその多目的な接続性を備えた世界初の6K高解像度モニター
・Nano IPS Blackパネルを搭載し、Adobe RGBの99.5%とDCI-P3の98%をカバーする広い色域で、優れた色精度と高いコントラストを提供
ということです。
OLEDやminiLEDではなく「Nano IPS Blackパネル」を採用している…ということで、Apple純正のディスプレイからするとお安く登場しそう予感。
それでいて「32インチ」「6K」というスペックを盛り込んでいます。
時期Pro Display XDR2は「36インチ、7K」というスペックも予想されていましたが、最近では噂さえ消滅してしまってる印象で、出てくるにしても恐らくは100万円を睨むような鬼価格となりそうな感じですので、さすがに現実的ではないでしょう。
また、現行Pro Display XDRを使ってみても、「6K表示」を使うのか?…ということになると、「32インチで6K表示したら小さすぎて文字が見えん!」となりますので、今回の32U990Aのスペックで十分過ぎると考えます。6K表示は本当に特殊な図表の表示にしか使わないスペックなのでしょう。
そして…。
「Thunderbolt5接続」ということで期待が膨らむのが「120Hz表示」。Apple純正のPro Display XDR、Studio Displayとも、最高リフレッシュレートは「60Hz」となっており、大型ディスプレイでのProMotionには対応していないのです。これ、今となっては大きなウイークポイントですね。
ゲームを殆どしない私からしても、Web閲覧時のちらつきが相当気になります。iPhone、iPadでProMotionに慣れていると、誰しもが物足りない感覚になるのではないでしょうか?
大画面ですので、iPhoneやiPadほど縦のスクロールをしないからこそこの程度の印象で済んでいますが、iPhone17では無印にもProMotion搭載が噂されていますので、そろそろMac用ディスプレイにも…という思いが高まります。
もし今回の「UltraFine 6K Display 」がハイリフレッシュレート表示に対応しているのであれば、画面の大きさ、そこそこのハイスペックと併せて考えると、「Macユーザーの本命」となってもおかしくないでしょう!
以前、BenQから「Mac用ディスプレイ」が登場した…という記事を書きました。
もしかすると今年は、
「Appleがうかうかしているのであれば、サードパーティーの我々が…」
というメーカーのさらなる参入があるかも…。
にしても…。
LGは前述したように、以前はAppleが「準純正」として扱っていたほどにMacとの親和性が高いメーカーです。
値段次第では相当評判になるのではないでしょうか?