iPhone 16e、初のApple純正5Gモデム「Apple C1」の性能やいかに?
期待されていた「iPhone 16e」ですが、特に価格の部分が不評で非常に厳しい売上になっているようです。
ただ、基本的な性能は十分でしょうし、ただただ価格設定と現在の円安が恨めしいところです。
逆に、このiPhone 16eに関しては、「バッテリーが増えたことによる駆動時間延長」「Apple純正5Gモデム」という2点について注目を浴びていますね。
実際にバッテリー駆動時間に関しては、非常に良好なレビュー結果が報告されているようです。また、この駆動時間延長に関しては、Apple C1モデムの省電力性が大きく貢献しているという噂もあります。
また、Apple純正5Gモデムである「C1」に関しては、ミリ波に対応していないので、今年度のフラッグシップ機には搭載されないが、来年以降の「C2」「C3」では対応予定ということを以前ご報告しました。
そんな中…。
この度、iPhone16とiPhone 16eの通信品質に関する検証動画がアップされました。
非常に興味深い内容でしたので、共有させていただきます。
すでにSnapdragonと競える性能に到達!
この動画をアップされているのは「まみよし」さん。
様々な場所でiPhone16とiPhone 16eの通信速度と通信品質を比較しています。
総じて言えたのは、
・電波の摑みはiPhone16がやや優れている
・5Gのダウンロードに関してはiPhone16がやや優れている
・掴んだ後の粘りはiPhone 16eが優れている
というところでしょうか?
5Gの速度についてはやや16が有利な面が目立ちましたが、それ以外の速度・品質に関しては、「大差ない」レベルになっている結果となりました。
これ、何気に凄くないですか?
QualcommのSnapdragonモデムは、これまで百戦錬磨ともいえる経験値を積んだモデム。Appleも訴訟に負けてまで使い続けている信頼のモデムです。
そのSnapdragonモデムと比較して、すでに「同じ土俵に上がれるくらいに仕上がっている」こと自体が驚きです!
先日の記事で、来年には「C2」でミリ波対応、再来年には「C3」と、AppleのCチップは急速に仕上がっていくことが予告されています。
これ、間違いなく「C2」では総合力でSnapdragonを越えてくるのではないでしょうか?
更にはWi-FチップとモデムチップをAチップに内包する…というロードマップも見え隠れしています。
これが順調に進むのであれば、正に盤石と言えるのではないでしょうか?