iPadOS26のマルチタスク化は、iPadの性能向上の上に成り立った!
iPadOS26でのマルチタスク化は大きな衝撃を与えました。
これまでのiPadは「シングルタスク」が基本であり、そこに幾ばくかの可能性を見いだす新機能を付け加えていく…というのが「マルチタスク化」への道でした。
しかし、そのどれもが非情に中途半端で、私も結局はシンプルな使用に留まっています。というか、iPadはシングルタスク故に快適だと思っているので、多くを求めていない…ということもあるのかもしれません。
しかし…。
WWDC25でのiPadOS26紹介を見渡すと、これまでとは「マルチタスクの度合い」が全く違うように感じます。複数のウインドウが自由にレイアウトできていますし、各ウインドウの操作やデスクトップの表示に関してもMac然としており、これがスムーズに操作できるのであれば、かなり使い勝手もよさそうです。
そんな中…。
何故この時期にこのような「改革」が可能になったのか?…という記事が来ています。

それ以上に重要なのは操作性 早く触って確かめたい!
記事によると、
iPadがMacのように操作できるまで、初代iPadの登場から15年もかかった理由を、Appleのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長クレイグ・フェデリギ氏が語っている
ということです。
ここで語られたのは、
前提として、iPadはタッチ操作に特化したデバイスであり、それ故にユーザーがMac以上に操作のスピード感を求めてしまう傾向にある…
ということです。
まあ、Macでももさもさしていたら気になりますので、完全に同意はできませんが、要は(当然ではありますが)、iPadのチップ性能に制限があり、快適なマルチタスクを実現することが難しかった…ということになります。
フェデリギ氏によると、
内蔵ディスプレイに4つ、外部ディスプレイに4つ、合計8つのアプリが同時に動作することが必要
というApple側の基準が存在するようで、ここに来てようやくiPad側がこの基準に到達した…ということなのでしょう。

しかし、iPadに「Mチップ」がか搭載されて暫く経ちますし、今回のiPadOS26では、下位機種のiPadでもマルチタスクができるようになり、そもそもの制限がなくなっています。
ということは、単純にチップ性能が…というよりは、それ以上に「OS側の準備がここに来てようやく整った」というのが本当のところなのではないでしょうか?
さて、ハード側の条件はクリアしたようです。
あとは、実際の「操作感」。
ここが最も重要です。
本当にMacのようにストレスなくウインドウの操作ができるのか?
ただでさえディスプレイの小さいiPadはマルチタスクには向いていないのです。これに加えて操作感に問題があれば、使えたものではありません。
また、改善された…とされているファイル操作がどの程度使えるのか?…という点も重要。
データのやりとりができてこそ、
「iPad一台で十分!」
という声が上がるでしょう。
以前の記事にも書きましたが、個人的には依然Macとの間には大きな「壁」があるのでは?…と考えています。
もしこれらが快適にこなせるのであれば、本等に意味での「革命」になるのですが…。
早く自分の手で触って確かめてみたいものです!