キヤノン EOS R1、EOS R5 Mark IIの新ファーム公開停止!
先日いきなり、キヤノンEOS Rシリーズの新ファームアップデートの報せが舞い込みました。
内容としては、「カメラ起動時のパスワード保護設定」が可能になる…というもの。

まあ、分かりますよ。特にプロの方々はご自分の撮影した画像・映像はいろいろな意味での自分の財産となり、それが収入へと結びつくでしょうから、それを保護することは重要。また、会社等で複数人数がカメラを触る可能性がある場合には、使用する個体を特定しておく必要があるかもしれません。
でもまあ、個人的に使用する場合にはそんなに気にすることでもないのかな…とも思います。データはどうせカードで処理するものですので、保護することはできません。まあ、カメラの盗難…という意味では、パスワードがかかっていれば使えない…という感覚が抑制には繫がるかもしれませんね。
ただし…。
なんと最新機機種の「EOS R1」「EOS R5 Mark Ⅱ」のファームでバグが発生したようです。
キヤノンに限らず、最近のカメラ業界ではこの手の報道が多いような…。
パスワード入力よりも実質的な画質・機能の向上が欲しい
記事によると、
キヤノンのEOS R1、EOS R5 Mark IIの新ファームに不具合が含まれていることが明らかになった
ということです。
具体的には、
「EOS R1とEOS R5 Mark IIにおいて、2TBを超えるカードを利用して、プレ記録設定で動画を撮影すると、カメラやPCで撮影した動画が再生できないというトラブルが発生する」
とのことです。
まあ、動画を殆ど撮らない私にとっては気にならないものですが、「最新機種」だけにこの症状が出ている…というのがどうも解せません。逆だったらまだしも…という感じがするのですが。
まあ、パスワードに必要性を感じていなかった私とすれば、このバージョンは見送ってもいいかな…とさえ考えていたので、今回のバグは痛くはありません。

ただ…。
以前にもブログ内で述べていることですが、
「EOS R1、EOS R5 Mark II に関しては、ファームウェアアップデートによる機能的な向上がこれまで殆ど無い」
と感じています。
以前使用していた「初代 R5」では度々ファームがアップされ、そのたびに画質面、操作面で結構大きな向上が見られました。それがEOS R1ではないのです。
まあ、初代R5と言えば、キヤノンの高性能ミラーレスとしては最初の世代であり、発売当初はまだまだ荒削りだった…ということは否めません。
しかし、
「ファームウェアアップデートで、これだけ性能が変わるなんて凄い!」
と驚くほどの向上があったので、EOS R1にもその感動を…と期待してしまう自分がいます。
具体的には、
・電子シャッター時の高ISO画質向上
・思ったよりEOS R5 Mark Ⅱと差がない…とも言われるAF性能の更なる向上
・以前から言われている背面の小窓を活用した新機能
あたりでしょうか?
今後ソニーとの新機種販売合戦の時期がやってくるでしょう。
既存の機種であってもファームウェアアップデートによって性能アップが期待できる…とアピールすることは、強みになると思うのですが…。