不評のFace IDは進化したのか?
まずは大前提として…。
今回はiPhoneXSのFace IDについて書きますが,私iPhoneXはもっておりませんので,iPhoneXのFace IDがどの程度の性能をもっているのかを体感したことはありません。
あくまでもWeb上の様々な書き込み等を参考にしながら書かせていただく独断であることをお断りさせていただきながら,その「速度」について語らせていただきます。
さて,私はこれまでiPhone7を使用してきました。
そのTouch IDはもはや「爆速」のレベル。
指を乗せて押した瞬間にLockが解除されます。大げさではなく。
ですから,逆に,通知画面のみをチェックしたくても「瞬殺されて」通り過ぎてしまいますので,二度手間になってしまうケースもありました。
これで何の不足もないどころか,「これ以上は望むべくもない」という印象でした。
転じてiPhoneXのFace ID。
今日は,マスクがどうの,角度がどうのという問題はさておいて,速度に焦点を当てます。
この点に関しては,どんな情報をみても同様の傾向が見られました。それは,
「ロック解除されるまでのタイムラグが気になる」
というもの。
動画で公開されているようなものも結構観させていただきましたが,なるほど,Touch IDと比較するとかなり遅い印象です。
これでは不満が出てもしょうがないでしょう。
では,iPhoneXSのFace IDはどうなのか?
かなり改善! 下からスワイプのひと手間が「遅さ」を軽減?
ズバリ言うと,
「かなり改善されていて,実用上気にならないレベル」
にまで進化しています。
これまで私が見てきた動画のアニメーションで「鍵が解除される」までの時間自体が,まずは短縮されているのは明らかです。
Appleが主張していた「Face IDの向上」は信用できるかもしれません。
さらに,私が個人的に「イライラ解消」に役立っていると感じたのが,「下からスワイプ」というひと手間です。
iPhone7であれば,Touch IDを押し続けることで一気にホーム画面までたどり着きましたが,iPhoneXSではFace IDでロックを解除した後に「下からスワイプ」することでホーム画面にたどり着くことになります。
何を言いたいかというと,iPhoneXSでは,「画面をタップ」→「Face IDでロック解除」という動作をしている間に下からスワイプの動きをしていると,「待たされる」という感覚なしに,あたかも瞬時にロック解除されたかのようにホーム画面へとたどり着くことができるということです。
実際には,Face IDの解除にために「下からスワイプ」するための時間が必要なのでしょうが,少なくともその間には解除が終了できるまでに速度アップが図られているため,実質的には「待たされている」ということを感じることがないわけです。
なんか,Appleにだまされているような感じもしますが,通知画面もしっかり確認できる上に,実際はノンストレスに利用できるまでに速度アップしているということで,この度のリニューアルで初めて実用的なレベルに仕上がったといえるのではないでしょうか。
寝起き不認識の一つの理由
速度からは離れますが…。
購入後の翌朝。
朝起きてiPhoneXSを立ち上げるとFace IDが認識せず。
寝起きで眼鏡をかけていない上にひどい顔だったのかも…と早速落ち込むことになった私ですが,それだったらもうひとつ利用できることになったFace IDの設定を利用しようと操作してするときに気付きました。
例の顔認識をさせるために頭をぐるぐる回しているときにiPhoneXSくんが指摘するのです。
「もう少し離れてください。」
と。
つまり,朝起きてまだ眼鏡をかけない状態のとき,私のような普段眼鏡をかけている者はどうしてもiPhoneを顔に近づけて見ようとします。近眼で見えませんので。
すると,Face IDのカメラが認識できる距離よりも近づきすぎて認識できないということが起こるわけです。
これ,眼鏡をかけている方にはありがちなことなんじゃないでしょうか?
寝起きにちょっとだけ通知を確かめよう,時刻を見ようとするときに,わざわざ眼鏡をかけないということは普通に行う行為です。
こんなところにもFace IDの弱点があったのだなあ,と新しい発見をした朝でした。
まだまだFace IDは発展途上…ということなのでしょう。