Digital Photography Reviewで,iPhoneXSが最高評価
今年のスマホの話題は「カメラ」でした。
この中で,「他眼式レンズ」と「ソフトウェア式」という二通りの考え方による「カメラ戦争」が展開されていることは,これまでも繰り返し話題にしてきました。
12月に入り,様々なサイトが1年間の総括を始める中で,そんなスマホカメラについての総合評価ランキングが発表され始めました。
DigitalPhotographyReviewによるランキングでは,なんとiPhoneXSのカメラがベストパフォーマンスカメラと評価されたようです。
なんかちょっと意外です…。
えっ? Pixel3,MatePro20に勝ってるって本当?
iPhoneXSユーザーの私がいうのも何ですが,これ,なかなか諸手を挙げては喜べませんね。
個人的には「MatePro20」がダントツの優勝ではないかと感じていますし,正直Pixel3に勝っているという実感もありません。
MatePro20に関しては,通常の撮影においてもLEICAレンズの優れた描写性を有しているほか,先日お伝えした「スーパーマクロモード」という唯一無二の飛び道具も備えています。
動画に関する評価は分かりませんが,「カメラ」という部分を取れば,やはり静止画の評価が最優先されるべきと考えていますので,「圧勝」なんじゃないですかね?
また,Pixel3も,iPhoneXSではできないマクロ的なポートレート撮影が可能です。さらに,暗いシーンに関しては相当の実力を有しているとのこと。「ソフトウェア式」の雄として君臨するその実力は,iPhoneXSに勝るとも劣らずだと思うのです。
まあ,記事内では,「静止画においてはPixel3に軍配」という記述がありますけどね。
iPhoneXSに関しては,確かにiPhoneXから比較すると飛躍的に進化を遂げましたが,「寄れない」=「マクロ的な撮影ができない」という,「使い勝手」「撮影場面の限定化」という点で,大きく遅れを取っている印象を受けます。
少なくとも「ベスト」とはいえないのでは…というのが私の印象です。
「DxOMark」でのPixel3の評価が待たれる
カメラの評価においては最高峰の権威となる「DxOMark」では,上位のランキングはこのようになっています。
やはり「MatePro20」の圧勝なのです。
私はこちらの評価が順当だと考えます。
そして気になるのが,まだ「Pixel3」のスコアがアップされていないということ。
個人的にはiPhoneXSと同スコアか,僅かの差で「第2位」に滑り込むのではないかと予想しています。スコア的には「105」「106」あたりか…。
いずれにせよ,iPhoneのカメラは,改善の余地が大きく残されているということ。また,その方向性も明確です。
「マクロ,望遠,ポートレートモードをどう絡めるか」
という点について,来年度のAppleからの「解答」が楽しみです。