AssistiveTouchの更なる有効活用
iPhoneもiPhoneX・XS世代になり,画面サイズが5.8インチへと大きくなりました。もちろんXRやMaxはもっと巨大に…。
私の手では,片手操作できるのが,現在使用しているXSで限界ギリギリ。
とはいえ,画面上部の操作では本体の握り直しなどが必要となり,なかなか一筋縄ではいかない状態です。
また,「なるべく握り直しをしたくない」という理由で,iPhone7時代から,画面ロックを電源ボタンで行うのではなく,AssistiveTouchの仮想ボタンの3DTouchで行ってきました。
AssistiveTouchは,シングルタップの割り付けを「ホーム画面に戻る」設定にしてるため,iPhone7,XR共通で,物理ホームボタンを押したり,「下からスワイプ」をすることなく,ホーム画面が表示できるようにカスタマイズしています。
このAssistiveTouch設定に関しては,以前もご紹介しています。本当にお薦めですよ。親指一つで,iPhoneの操作で最も回数が多いであろう「ホーム画面に戻る」「画面のロック」ができるわけですので。
ところが,iOS12になってからは,コントロールセンターの呼び出しが,「下からスワイプ」から「上からスワイプ」へと180度変わってしまいました。
また,通常画面での「バッテリー残量の数値表示」がなくなった都合上,この「上からスワイプ」の頻度が飛躍的に上がることになってしまったのです。
これ,手が小さめの私からすると非常に厳しい現実でして,iOS11までは快適にできていたものが,iOS12になってからは握り治したり,両手遣いをしたりして呼び出さざるを得なくなっておりました。
そんなとき,何の気なしにこのAssistiveTouchのメニューを見ていると,「コントロールセンター呼び出し」のメニューがあるのを見つけました。
これまで当たり前に使っていたため,OSのアップデート時にも全く確かめていなかったのです。
そして…。
見つけましたよ。片手でコントロールセンターを表示させる方法。しかも快適に!
「長押し」に「コントロールセンター+0.2秒」
まずは大前提として,「画面ロック→3DTouch」というこれまでの路線はキープします。
続いて,これまで活用して来なかった「長押し」を,割り付けとして使用します。
「メニュー」→「一般」→「アクセシビリティ」→「AssistiveTouch」で,AssistiveTouchを「ON」に。
すると,以下のような画面になりますので,ここで「長押し」を「コントロールセンター」に。
すると,上部に「長押し継続時間」を設定する欄が現れます。
この「時間」がデフォルトだと異様に長すぎ,しばらくAssistiveTouchボタンを押して待たないとコントロールセンターが表示されませんので,「最短となる0.2秒」に変更。
これで設定完了です。
ホーム画面に戻って,ほんの僅か軽くAssistiveTouchボタンを押すと,コントロールセンター画面が表示されます(押しすぎると3DTouchになってしまいます)。
当然AssistiveTouchボタンは,最も親指が押しやすい部分に配置してるはずですので,指を右上に持っていかなくても,バッテリーの残量が確認できるようになります。
超快適!
AssistiveTouchボタンはシンプル活用が吉
もちろん,AssistiveTouchは,多種多様な複数の機能割り付けができるわけですが,私は,多用する少数の機能を厳選して割り付けるのが吉だと考えます。直感的に操作できるのが一番です。
これで私のiPhoneXSは,
・画面ロック→AssistiveToucを3D Touch
・コントロールセンター呼び出し→AssistiveTouchを長押し
・タスクキル画面表示→AssistiveTouchをダブルタップ(そのときの指の位置によって,下からスワイプと併用)
となり,大画面の弊害が相当緩和されました。
「通知画面」の表示のみ,「左上からスワイプ」という形で残ってしまいましたが,そもそも通常時に通知画面を呼び出すこと自体が少ないため,殆ど影響がありません。
もちろん,知っている方々にとっては当たり前のことでしょうが,もしご存じない方がいらっしゃったら,是非とも活用なさってください。本当に快適に操作できるようになりますよ!
また,「AssistiveTouch」そのものを使っていない方が殆どだと思われますので,だまされたと思って一度お試しを!