衝撃の「MOMENTUM True Wireless」バッテリー事情!
ゼンハイザーが満を持して投入した「MOMENTUM True Wireless」。
ここまで,紆余曲折を経ながら,好みの音質を手に入れたことをこ,ここまで記事にしてきました。
現在も肝心の「音」に関しては納得して使用しているのですが,ちょっと困った現実に直面しています。
それは,「バッテリー」についてです。
ゼンハイザーに直接問い合わせてみたところ,衝撃の返答がありました。
「MOMENTUM True Wireless,使っていなくても全てのバッテリーが7日間で枯渇します」
と…。
状況を以下に詳しくお伝えします。
自然と減っていく「インジケーター表示」によるバッテリー量
購入当初は,特別長時間聴いていなくても,数日ごとに充電をしていましたので気付かなかったのですが,気分が落ち着いて,充電の回数が減ってから気付いたことがあります。
それは,
「何も使っていないのに,自然と収納ケースのバッテリーが減っている」
という衝撃的な事実です。
「何も使っていないのに」ですよ?
「MOMENTUM True Wireless」は,ケースのインジケーターによって,どの程度のケースバッテリーが残されているか知ることができます。
取説には,このケーススインジケーターの点灯に関して,以下のような説明が掲載されています。
実際に私の「MOMENTUM True Wireless」におけるバッテリーの減り方の様子を紹介しますと…。
・1日目・・・数時間の使用→ケースのインジケーターは「緑」
・2日目・・・完全未使用→「緑」から「黄」に変化
・3日目・・・完全未使用→「黄」
・4日目・・・完全未使用→「黄」
・5日目・・・1時間ほど使用→「黄」
・6日目・・・「赤」
という具合。
「赤」に変化した時点で,ケース内のバッテリーがすでに殆どなくなっていることになります。
また,赤になった時点で,「MOMENTUM True Wireless」右側のマスターイヤホンが起動しなくなっており,どうやらイヤホン自体の充電も切れているようです。
正に「絶望の赤」。
つまり,私のように殆ど聴いていなくても,6日間ほどで完全にバッテリーが干上がってしまうということです。
「さすがにこれは初期不良では?」
と考え,ゼンハイザーに問い合わせてみました。
すると,驚くべき返答が…。
「7日間で放電するのは仕様」であることが判明! 普通ですか?
なんと,何も使っていなくても,「7日間で完全放電するのが仕様」であることが判明しました。
以下が,実際に私が受け取ったメールの内容です。
「満充電」でも7日間しか持たないわけですので,少しでも使用した後にケースに収納した場合ですと…。
まずはすぐにイヤホン本体の充電を行い,その後に残されたケース内のバッテリーが徐々に削られていくわけですので,当然「7日間」よりも短い期間で「完全放電」することになります。
メール後半部分には,これ寄りも大幅に放電までの時間が短い場合は,初期不良として販売店を通じて交換する旨書かれていました。
とはいえ,これには本当に驚いた次第です。
けちくさいようですが,今後の継続的な利用を考えると,「使ってもいないイヤホンを連日充電し続けなければ安心できないという状況」は,異常なのではないでしょうか? バッテリーの寿命にも大きく関わってきそうな事案ですし。
世の中の完全ワイヤレスイヤホンにとっては,これって常識的なことなのでしょうか?
少なくとも,これまで使用していた「AirPods」ではこのようなことは全くありませんでした。しばらく使わない状況でも,一気にバッテリーが消耗するなんてことはありませんでしたし,実際の使用に影響が出たことはもちろんありません。
「MOMENTUM True Wireless」が,少しずつ放電していく…という,一般的な常識を大きく,しかも悪い意味で逸脱してしまっていることに少なからずショックを感じています。
これ,今後この商品の購入を検討しようとする方々にとっては,音質と並び立つくらいの重大な「検討事項」であると言えるかもしれません。
ゼンハイザー Bluetooth 完全ワイヤレスイヤフォン MOMENTUM True Wireless 【国内正規品】
- 出版社/メーカー: ゼンハイザー
- 発売日: 2018/12/20
- メディア: エレクトロニクス
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