AirPodsの活用場面を再考する
前回まで,AirPods(第2世代)をゲットして初代と比較した上で,その性能向上ぶりは認めながらも,一般的には,
「初代からの買い換えの必要なさそう」
という結論に至りました。
デバイスとの接続やレイテンシの軽減,通話時間の延長など,確実に初代を上回った性能アップが図られています。
しかし,それらが「劇的」といえるほどのものではないこと,また,初代でも十分な性能をもっていたことがその最大の理由でした。
また,「イヤホン」として考えたときに,音質向上に全く重きを置かれていないということも「積極的に推す」事のできない理由の1つでもあります。
しかし,私は新型を購入して後悔をしているわけではありません。
第2世代の実態を踏まえ,2台となったAirPodsをどのように活用していこうか…という試行段階に入っております。
あっ,もちろん「初代は現役」ですよ!
性能的には全く問題がないので,バリバリで働いていただきます!
最大の問題はレイテンシ
まずは私がどのような場面でAirPodsを活用しているか…。
まずはワークアウト時。
あんな形状なのに,その軽さとケーブルレスという特徴から超絶に「落ちにくい」というたぐいまれな長所を持ち合わせているAirPods。
「カナル式がいい…」という声も多いようですが,ワークアウトのことを考えたら,
「耳の中を圧迫しないのに落ちない」
というAirPodsの考え方が私は好きです。
後は家の中でも外出時でも,「気軽に音楽を聴きたい」とき。
じっくり聴きたいときには「MOMENTUM True Wireless」という奥の手がありますので,ここは完全に使い分けています。
それでです…。
第2世代AirPodsを購入した最大の目的は,レイテンシが大幅に軽減されるということで,iPadでの動画視聴に耐えうるのではないか…と考えたことでした。
しかし,前回お知らせしたとおり,気がつくレベルとして遅延は存在するわけです。
ピアノ等の「音楽演奏関連」では,全く使い物にならないレベルだと判断しましたので,こちらを試聴するときには有線のEarPodsを使用することが決定。面倒ですが仕方ありません。そのためのiPadPro10.5インチ購入でしたので。
問題はここから。
前回も書きましたが,通常の動画では,
「遅延があることは分かるものの,ギリギリ耐えられないことはない」
というレベルなのです。
前回の記事を書いてから,YouTube等の動画をAirPods(第2世代)で試聴してみまして…。
「何とかいけそうかな…?」
という,現段階での評価を下しました。
よって…,次のように2台を使い分けることにしました。
・AirPods(第2世代)・・・iPadPro10.5インチでの動画試聴用,気軽な音楽鑑賞用
→ただし,遅延が目立つ動画の場合には有線を利用する
・AirPods(初代) ・・・・ワークアウト用
次回噂されているビッグチェンジの際には,レイテンシの更なる向上を目指し,どのような動画,ゲームにも対応できるレベルまで仕上げてもらいたいと強く願います。
AirPowerあってのApple製Qi充電対応デバイス
レイテンシ同様,心配になるのはAirPowerです。
今回発売された充電器にAirPowerの図が掲載されていたということで話題を呼んでいますが,ChargingCase付属のAirPodsの箱の側面にも以下の記載があります。
もう明確に「AirPower」という文言を打ち出していますので,これ,早々に発売しないとヤバイ状況になってますね。
以前にも書きましたが,今回私が第2世代の購入を決めたもうひとつの要因が,「充電場所の一括化」ということでもありました。
つまりこのような…。
Qi充電対応デバイスを続々と発表し,今回のような「記載」もあった上でAirPowerが出ないようであれば…。
Appleの姿勢そのものが問われることになりそうです。