深田恭子さんがドロンジョ以来の「女泥棒」に?
2019年の4〜6月期ドラマは,何かと残念な作品が並んでしまいました。
前クールから引き続き,「刑事もの」のオンパレード。もう本当におなかいっぱいです。
かと思えば数少ない恋愛ものはやや魅力薄だったり,期待された独身男子ものは「なぜこんな演出にする?」というほどの内容だったりと,惨憺たる状況です。
日曜劇場の「集団左遷!」は,福山さんのハイテンションな演技に賛否両論が…。ストーリー的には悪くないと思いますが,やはりリストラを迫られ,上司に睨まれている支店長が,あそこまでの脳天気に「頑張ろう」とだけ連呼しているのは違和感を感じてしまいます。
というわけで,私の心はすでに7月期に飛んでいます。
前クールの1〜3月期も内容の偏ったドラマ編成で,内容も今ひとつという状況でしたので,この7〜9月期で放送局各社の「危機感」を見せないと,ますますTV離れ,ドラマ離れが加速してしまう状況になるのでは…と危惧しているところです。いや,真面目に…。
そろそろ「刑事もの,リーガルもの」以外での活路を見いだしてもらいたい…,と考えてたところに,おもしろいドラマ情報が飛び込んできました。
以前から,「深田恭子さん主演のドラマあり」とされていた,フジテレビの木・10時枠で,「ルパンの娘」が放送されるというのです。
なんと,「警察官に恋する女泥棒役」です。
設定のハチャメチャぶりからして,期待がもてますね。
「翔んで埼玉」「テルマエ・ロマエ」の制作陣が集結!
フジのHPによると,本作は横綱大さんの「ルパンの娘」を原作としたドラマのようです。
深田さんは,泥棒一家“Lの一族”(Lは大泥棒・ルパンの頭文字)の娘で,家族の誰よりも盗みの才能を持つものの家業を継ぐことを拒み,普通に生きていくため図書館司書として働く主人公の三雲華(みくも・はな)を演じるそうです。
悪党しか狙わないことをモットーとしている“Lの一族”ですが、盗みの計画の先には,当然のごとく泥棒逮捕を仕事とする華の恋人・桜庭和馬(さくらば・かずま)がいつも関わっていて,彼は時に悪党たちに襲われるなど窮地に陥いることに…。
華は、大好きな和馬を救うために葛藤しながらも,ついつい一家の泥棒の手助けをしてしまうという役どころとなるようです。
恋人役の桜庭和馬を演じるのが「瀬戸康史さん」。二人の掛け合いもおもしろそうですね。
更に…。
本作の制作陣には,「翔んで埼玉」「テルマエ・ロマエ」の制作陣が多数参加しているとのこと。
ということは…。
息もつけないハチャメチャな世界観と,絶妙なラブコメ感のただよう作品になる予感しかしません。
配役,演出,脚本が深田さんの魅力を引き出せるか?
まだその他の配役の発表はないようですかも大物のバックアップを匂わせる記述があります。独特の世界観を作り上げるにあたり,どのような人選が成されるのかも,非常に楽しみであり,実はこのドラマの成功の鍵は「脇役陣」にある…と考えております。
深田さんの演技だけで魅せるには,その演技力では足りない…と考えざるを得ませんので。
さてさて,深田さんの演技が,「ダメな私に恋してください」のような魅力を醸すのか,それとも違和感を感じてしまう展開になるのか…。
演出,脚本等のからみを含め,制作側の技量が試されることになりそうです。