次なる主流は「フルフラット」?
iPhone3Gの登場時に最も衝撃的だったのは,そのスタイリング。
特に,大画面の液晶と,フロントにはホームボタンしか物理ボタンが存在しなかったことだといえましょう。
それまでボタンでポチポチとメールを打つのが主流だったものが,すべて液晶画面内で処理できるということは,正に「魔法」でした。
時は流れ,物理ボタンであるが故に次第にガタが来ることで不評を買った「ホームボタン」は,「疑似ボタン」へと形を変え,ついにiPhoneXではその疑似ホームボタンさえ消滅。
ディスプレイ前面に関しては「フラット」な形状が,現在のスマホの主流です。
そして…
時代は,側面や背面の「フラット化」にまで突き進むのでしょうか?
次期Pixel4では,ついにすべての物理ボタンが消滅するようだという記事が来ています。
側面「タッチセンサー」の役割が気になる!
物理ボタン完全消滅のポイントの一つ目が「指紋認証ディスプレイ」の採用です。
これにより,指紋認証に関する物理・疑似ボタンが必要なくなったわけですが,気になるのは,認証システムが「指紋認証のみになるのか,Face IDとの併用になるのか」という点です。
現行のPixel3では背面の指紋認証システムを採用しているグーグルですが,Googleとしては,指紋認証システムが「最も信頼性があり,一貫性がある認証システムである」と説明しているようですが…。
ハイエンドモデルで,顔認証,虹彩認証等の認証方式を採用していないのはGoogleのみのようですので,その方向性に注目ですね。
リーク画像を見ると,フロントカメラが「二眼」になっているので,これがどのような役割をもつのかが鍵になりそうです。
個人的には,指紋認証だけで突っ走りそうな気がしますが…。でも,指紋は寝ている間にでも第三者に利用される可能性がありますからね…。やはり,本来は「Face IDとのダブル認証」が望ましいのではないかと考えます。
さらに,筐体横に搭載されるという「タッチセンサー」の役割が気になります。
恐らく疑似ボタンセンサーとなるのでしょうが,どう考えてもこれが「電源系」を統括することになりそうですね。
非常に気になるのは,
「デバイスがーフリーズ等のトラブルに陥った際に,本当に物理ボタン無しで対応できるのか?」
ということです。
ソフトウエアがだめになっているときに,疑似ボタンだけ生き残るなんてことがあり得るんでしょうか?
また,音量調整,様々な機能呼び出し等がこのタッチセンサーに割り付けられるのでしょうが,各種機能が枝分かれしすぎて,機能呼び出しまでに手間がかかってしまうのでは改悪になってしまいます。
表面上の「すっきり」が,利用上の煩わしさにつながらないことを願います。
あっ,評判のリアカメラも「二眼」になりそうですね。
1つ増えたレンズに,どのような役割を割り付けるのか…。
そのカメラ性能はiPhoneの脅威になりそうです。
さて,iPhoneは?
さて,iPhoneユーザーからすると,iPhoneはどうするのか…ということを考えてしまいますね。
一旦Touch IDから離れたiPhoneですが,Touch ID内蔵ディスプレーに関する様々な特許を申請していることは,本ブログでもお伝えしてきました。
Appleとしては,自社のFace IDの性能がAndroid勢よりも優れているという認識があるでしょうし,
「Touch IDよりもFace IDの方がセキュリティ面で優れている」
ということを明言していますので,恐らく認証システムのメインは「Face ID」で行くのではないでしょうか?
その上で,
「マスクをしていると認証されない」
「角度が合わないと認証されない」
という制約が大きいFACE IDの弱点の穴埋めをする意味で,TouchID内蔵ディスプレーを補助的な位置づけで搭載してくるものと予想します。
まあ,もしそうなったら,個人的には「TouchID内蔵ディスプレー」をメインで使用することになるかなあ…。
便利さでいったらやはりTouch IDの分がありますものね。
「ダブル認証」が実現するのは,2020年モデルか?
そして,その際に物理ボタンはどうなるのか?
私はいざというときのための保証として,何らかの形で残すべきだと思うのですが…。