慌ただしくなってきたAppleとTouch ID
なんだか旧に慌ただしくなってきましたね。
AppleとTouch IDとの関係です。
ことの発端は,先日報じられた
「中国限定版iPhoneにTouch IDが搭載される」
という情報です。
また,「Gori.me」さんも,このTouch IDを容認するような記事をアップするなど,「Face ID or Touch ID」という以前の論争が蘇ってきている感さえあります。
しかし,それでも私は「Touch ID単独」での認証はありえないと考えます。
その理由は上記に記事にも書かせていただきました。
その上で,
「2020年に,Touch IDは復活する」
と考えます。
「Face ID」の補助的なシステムとして…。
GalaxyS10の指紋認証システムの弱点
Goriさんの記事にもあります通り,GalaxyS10+の指紋認証システムは,保護ガラスが張ってあるとうまく機能しないという程度の機能のようです。
更に,YouTuberである「カズさん」の動画では,認証スピードの遅さが気になること,また,指紋認証する場所が非常にシビアで,指を何回もあてがわなければならないことがストレスであると報告されています。
また,現状の指紋認証できる場所は,スクリーン下部の一部のみ。
これじゃ,うまく機能しないことに拍車をかけているといっても過言ではないでしょう。
この程度の技術のものを,たとえ廉価版iPhoneとはいえ,Appleが採用するとは到底考えられません。また,前掲の記事でも書きましたが,「中国限定」「そのための廉価版」という考えは,Appleにはないと思います。
あくまでも「全画面認識Touch ID」,しかもFace IDの「補助」!
これまでのAppleの言動や,今後のiPhoneの機種情報等を絡めて考えると,やはり,
「Appleの認証システムの主流はFace IDであり,使い勝手を考えてTouch IDが補助的に導入される」
という説に1票です。
しかし,その「補助的Touch ID」にも,Appleのこだわりが詰まっているはず。
GalaxyS10+のような中途半端なシステムではなく,「高度な全画面認識」を備えたTouch IDとして登場することになるでしょう。
登場時期はやはり「2020年」。
もしかすると,私が以前からその必要性を主張している「ミドルレンジiPhone」に,「Face IDを排除してTouch IDのみ」などというオプションを組み込んでくるかもしれません。
…これに関しては難しいところですね。
iPhone8もTouch IDのみですので,Appleの考え方次第では「あり」だと思うのですが…。