超弩級「Mac Pro」に驚愕!
今回のWWDCで唯一のハードが,予想どおり発表されました。
そう,Mac Pro。
価格も性能も全てが「超弩級」なのですが,とりあえずのWWDC2019に関する記事のまとめとして,Mac Proに関して感じたことを書かせていただきます。
まずもって「意味不明」の最強スペック!
前述のiPhoneManiaさんの記事には,今回のMac Proの構成について詳細に書かれているのですが,「ベーシックモデル」に以下のように記載されております。
しかし…
今回のMac Proを購入する方々は,まさかこのベーシックモデルのままでの購入を考えてはいないでしょう。
このままの構成では,「8Core」「Radeon580X」「32GB」と,通常のiMacやMacBookPro荷さえ搭載されている素材が並んでおり,プレミアム感はありません。
ましてやストレージ容量が「256GB」なんて…。
問題は,どれだけ盛れるか…ということですよね。
記事には,「1.5TBメモリ」「28Core」「Radeon Pro Vega II GPU」などという,全くもって意味不明な言葉が踊っています。
メモリが「1.5TB」ってどういうことですか?
また,「8Core」でさえ「すげ〜!」と感じているのに対して「28Core」って…。
ベンチマークがどのくらいになるのか,想像がつかないくらいですよね。
正にAppleの本気を感じますし,それと同時に,
「あっ,これは自分とは関係ない代物だ!」
とも感じます。
これ,iPadPro11インチが出たとき以上の感覚。
もはや,「欲しい」というレベルではなく,自分とは異なる世界のものとして勝手に「線引き」するレベルのもの。
この手の「超プレミアモデル」がトップに鎮座する構成であるからこそ,ある意味Macのブランドが保たれ,安くないはずのiMacが「超お得」に見えてくる錯覚?に陥るのかも…。
Mac Proを見ていると,「フラッグシップの意味合い」のようなものを感じます。
「Pro Display XDRモニタ」の現実離れ感に,ある意味「ホッ!」
そんな中,個人的にMac Proよりも注目していたのが,「Pro Display XDR」です。
何しろ,久しぶりのApple純正ディスプレイですので,
「このディスプレイが,今後のAppleの指標になるのではないか?」
と考えていたからです。
具体的にいうと,
「2年後にフルモデルチェンジするであろうiMacのディスプレイの姿」
をイメージしていました。
しかし…。
これは全くの別物ですね。
この様態でiMacに載るには無理がありすぎです。
性能的にも,価格的にも…。
だって,「Pro Display XDR→4,999ドル」「専用スタンド→999ドル」ですよ!
「1,800ドル〜1,900ドル以下の収まるのであれば,多少のスペックダウンをしてiMacに搭載することもできるかな?」
と考えていたのですが,いやいや,元の価格が違いすぎます。
このディスプレイ,あくまでも「Mac Pro専用」のディスプレイです。
フルモデルチェンジのiMacには,全く別物のディスプレイが載ることになりそうですね。
あるいは,ディスプレイ品質は現行と同じに止め,ベゼルを薄くしたデザイン変更でしのぐとか…。
いずれにせよ,これで安心しました。
あまりにも手が届かない存在過ぎて,
「買おうかな?」
とは1ミリも考えなくて済みますので…。
もしかすると,スペックダウンしたものを純正で追加発売する可能性もあるかもしれませんが,その場合でも価格は結構なものになるような予感がします。
Appleの,ディスプレイに対する考え方を,今後も注視していこうと思います。
※米AppleのHPでは,Mac ProやPro Display XDRの情報を見ることができます。
興味のある方はどうぞ。