初めてのコーヒーメーカー「クレシドラ」
「アイスコーヒーモード」搭載に魅力を感じて,デロンギの「クレシドラ ドリップコーヒーメーカー」を購入したことは,以前にお伝えしました。
そして…。
届きましたよ。
開封後の第一印象は…「デカい‼︎」
上の写真,上部方向から撮影しているためによく分かりませんが,下部のカップ部分が非常に大きくなっています。しかもガラス。
これ,「アイスコーヒー」を作る際に,大量の氷を投入し,一気に冷却するために必要な構造だと思われます。
この写真は,実際にコーヒーを作る前に「洗浄」している様子。
満タンに水を入れ,ドリップする行程を2回繰り返します。
お湯が温められると水の対流が見えるようになり,沸騰してきます。何か,その様子を見ているだけで心地よくなりました。
さて,準備が整ったらまず気になるのが,そのお味です。
普段のドリップコーヒーと比べて,大きな差はあるのでしょうか?
豆や水の量で四苦八苦
まずもって,好みの味に近づけるための,「豆」と「水」の量に関しては,かなりの試行錯誤が必要だと感じました。
これ,恐らくはコーヒーメーカー全般に言えることかもしれません。ハンドドリップであれば,水の量も簡単に調整できますが,この手のコーヒーメーカーは,投入した水を全て使い切ってしまうわけで,事後調整ができません(中には水量を調整できる機種もあるようですが…)。
さらに,上部の「水タンク」に入れた水量と,ドリップ後に出てくるコーヒーの量の間に,かなりの違いがあることが分かりました。豆やペーパーフィルターに相当の水量が吸い取られているようです。
つまりは,飲みたいコーヒーの量にプラスフルファした水量を,タンクに投入する必要があります。
更に,その水量を計算して豆の量を調節しなくてはならないわけで…。
加えると,取扱説明書に書かれている豆の量だと,私には相当薄いことが分かりました。デフォルトでは,ハンドドリップよりも豆の量を少なめに設定しているようなのですが,個人的な好みでは,ハンドドリップ時と同等の豆の量でいいと感じました。あくまでも,結構濃いめが好きな個人的な意見です。
さて,ある程度の好みが決まったところで,いよいよ味に関して…。
コーヒーがドリップされてきましたよ!
水の滑らかさが変わる…雑味が消えたお上品な味!
この機種,ハンドドリップのような淹れ方に対応した「プアオーバーモード」を搭載しています。こちらの方が普段の味に近い気がしましたので,「プアオーバーモード」でのレビューです。
プアオーバーモードにすると,お湯の投入口から「回しかける」ようにお湯が落ちてくるような設計になっているようです。
それを何回に分けて行うことで,「蒸らし」と「濃いめの抽出」を可能にしているのでしょう。
肝心の味は…。
まず感じるのが,水の舌触りです。滑らかな感触に変わっているんですよねぇ〜。通常のケトルからのハンドドリップですと,もっとダイレクトにざらつくというか…。
しかし,この滑らかさが好印象かというと必ずしもそうではなく,ワイルド感が削がれるというか,あまりにお上品すぎるというか…。
苦み,酸味,香りも,かなり上手に淹れてくれてはいますが,ハンドドリップを超えている…ということはないようです。やはりハンドドリップが一番…ということなのでしょうか?
一度に大量に淹れる…などという場合には重宝するかもしれませんが,私の利用方法としては,自分が飲みたいときにカップ2杯程度のコーヒーを淹れることが多いので,「ホット」に関しては,なかなか微妙なところです。
さて,「アイス」はどうだろう?
さて,本製品を購入する決め手になったのは,「アイスコーヒーモード」の搭載です。
ハンドドリップで行うと味が安定しないことが多かったのですが,「クレシドラ」ではどうでしょうか?
到着したてでもあり,シーズン的にまだ試してはいませんが,今後実際に試してみて,「コーヒーモード」に関するレビューもお届けしようと考えています。
こちらもハンドドリップに分があるようであれば,本機の存在意義自体が微妙になってきますが,さてどうなるでしょうか?