折りたたみ式iPhoneの噂…今度はバッテリー!
今週発売のiPhone12に関しては,「発売日が遅れる」「ノッチが小型化されて,ベゼル側より薄くなる」「Touch ID内蔵ディスプレーが搭載?」などと,様々な噂が流れ始めています。
「Touch ID内蔵ディスプレー」というのは結構な大きな変化ですが,あまりにも唐突な情報であるため,私は「なし」と考えていますが…。
当初は「2020年のiPhoneはビッグチェンジの年に当たる」ということで,もっと派手な「新機能」を期待していた面もありますが,意外に地味な変更に留まるのかもしれません。
Samsungなどは,異形態の「折りたたみ式」スマホを登場させるとともに,「第二世代」も噂させる進展具合。製品の完成度は別にしても,やはり「先進性」という面では,Appleに物足りなさも感じます。
さて,iPhoneの「折りたたみ化」は一体いつになったら実現するのでしょうか?
「縦開き?」
「横開き?」
様々な噂も出ていているものの,「実現」という尺度ではほど遠い感を受けますね。
そんな中…。
折りたたみ式iPhoneのバッテリーに関する特許の情報が届いています。
折りたたみ式iPhoneのバッテリーは,フレキシブルな構造になる?
バッテリーを蛇腹状に配置?
記事によると,
Appleが,曲げたり折りたたんだりすることが可能なバッテリーに関する特許を取得したことが,米国特許商標庁(USPTO)が現地時間4月28日に公開した文書により明らかになった
とのこと。
以下のようなイメージ図も紹介されています。
蛇腹状になった「折りたたみ部」の内部に,筒状のバッテリーの柱を埋め込むことで,通常であればバッテリーを埋め込めない部分にまでバッテリー容量を確保しようとする方針のようです。
当然これまでの考え方であれば,左右開きにしても上下開きにしても,分断された2つの本体部分にしかバッテリーを搭載できません。
しかし,その「本体部分」には,CPUや通信関連のチップ等,当然様々な部品を埋め込まなければないないわけで…。
「折りたたみ式」にすることで画面サイズを拡大する筐体であれば,当然少しでもバッテリー容量を多くしたくなるわけですので,もし「折りたたみ部さえも…」という今回の方式が採用されるならば,Appleの優位点となり得ますね。
「折りたたみ部」は堅牢性においての弱点でもある…
しかし,この「折りたたみ部」は,折りたたみスマホ最大の弱点である「堅牢性」に関わってくる項目です。
果たしてこの「蛇腹構成」が,何十万回とも言われる開閉の基準を満たすことができるのでしょうか?
通常の仕組みでさえ難しそうなのに,そこにバッテリーが入るなんて…?
当然通電用の配線もあるでしょうし…。
また,この「蛇腹状」のヒンジ部に関しては,厚みが出たり,閉じた際に水平に閉じることができなかったりと,素人考えでも多くの問題点を抱えているように感じます。開閉の際の感触も,クオリティに関わる重要案件ですし…。
そんな,実用性,触感等のフィーリングにおける部分で,Appleが求めるであろう高度な要求に堪えうるのか…という部分では,「これで決まり」とするには時期尚早であるようにも思えます。
当然消えていく特許も多いわけで,このアイデアが採用される保障はないわけですが,そこで心配になるのは,
「いつになったら折りたたみ式iPhoneが登場するの?」
ということ…。
これだけ「後発」になっているわけですので,実用性,質感の面では当然高い水準を求めたくなりますし,「価格」の面でも「がんばれば手が届く」という範囲で収めてもらいたいものです。
数年後…かな?