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WWDCから見るAppleの未来③〜「MacOS Big Sur」のバージョン「11」が示すAppleの覚悟〜

「Apple Silicon」を支える「MacOS Big Sur」が非常に気になる!

 WWDC2020を終え,最大の注目点は「MacのARM化=Apple Silicon」である,ということは以前に語らせていただきました。まあ,期待と不安が入り交じった船出となるのは間違いないところだと思いますが…。 

 Macの「Apple Silicon化」は,Intelと決別して,ソフトウェアばかりではなくハードにおいても「独自の路線を行く」という,正に新時代を予感させるAppleの「決意表明」であったように感じます。

 そして,その陰で目立ちはしませんが,MacOSも当然改訂。
 しかし,注目すべきはバージョンです。
 これまでの「10.X」ではなく,「11.0」

 完全に新世代へと移行することを明言するかのようなバージョンアップです。

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iPhone,iPadとの融合を加速化!

 ちなみに,これまでのMacOS「10.X」の歴史は以下の通り。

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 IntelMacを支えたMacOSが,「11」へとバージョンアップする上での大前提が,Macの「Apple Silicon化」。

 言わずもがな,最大の注目点,変革点は,「iPhone,iPadで動作するアプリが,Macでもそのまま使える」という,「Mac Catalyst」を活用した動きです。
 昨年の「MacOS Catalina」で本格的に導入された「Catalyst」ですので,その考え方を継承した今回の「MacOS Big Sur」で「11.0」へとバージョンアップすることに関しては「たった1年で?」という疑念も湧きます。
 しかし,何せ「Apple Silicon化」での「脱Intel」を表明した今回のWWDCですので,何の制限もなく「iPhone,iPad,Mac感でのアプリのユニバーサル化」を図る意思表示をしたという意味で考えると,やはり「今年」だったのでしょう。

 

見た目の変化もあるが,やはり注目点はアプリ統合

 OSのビッグバージョンアップということで,インターフェースも相当に変わるようです。そして,そのデザインが「iPad調」というのも,
「動作環境だけでなく,インターフェースもiPhone・iPadに寄せることで,アプリにおけるデバイス間統合ををアピールしたい」
というAppleの強い意気込みを感じますね。

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 もちろん,アプリの動作だけでなく,「操作方法」や「使い勝手」においても,「Mac・iPhone。iPad」との強固な連携を考えているはず。
 しかし,「なんでもできるMac」と,マルチタスク等の課題から「制限のかかるiPhone,iPad」という,物理的な違いは色濃く残るのでしょうから,
「どの程度違和感なく,CatalystによるMarzipan化が実現できているか…」
によって,「MacOS Big Sur」の初期の評価が変わってくるのかもしれません。

 ここで私自身が忘れたくないのは,iPhone,iPad,Mac間で,同様の操作ができるかといって,必ずしもMacOSのバージョンアップが成功した…ということにはならないということです。アップルデバイスのよさは,iPhone,iPad,Macそれぞれに得意とする用途が存在するということです。そこを忘れて,「統合したからいいでしょ?」としてしまっては本末転倒。

 Appleには,
「あくまでもMacはPCであり,iPhone,iPadにはできないような付加価値を与え続けて欲しい」
と強くお願いしたいものです。
 個人的には今も,「iPadのMac化はできない」と考えておりますので。デバイス間の「足並みの揃え方」のさじ加減が非常に難しくなるかもしれませんね。

 それにしても,いよいよAppleは「本気」を出して,更なる独自路線を走ることを決意したようです。もし今回の「移行」がスムーズに進むのであれば,正に「唯一無二」の存在としてのAppleの地位が,ますます強固なものになるでしょう。