iOS15はマイナーアップデート?
4月以降,iPhone13シリーズに関する具体的な情報が頻出していますし,今後の新型iPad ProやiMacの発売や,それ以降のM2搭載とされるMacか関する情報など,Appleデバイス関連の話題が事欠かない状態となっています。
やはり,「M1」が登場し,Appleが独自のチップ路線へと足を踏み入れたことや,それに伴ってOS間の垣根がいよいよ本格的に取り払われようとしていることが,最近のハード面での急速な変革を印象づけているものと考えます。
M1登場前の数年は,ハード面での変化は思いの他少なく,「各OSの進化や融合」による大変革が中心になって進んで来ました。各OS間でのデータ等のやり取りに関する選択肢が広がったり,特にMacとiPadとの使用連携が進んだり…。iPadをMacのサブディスプレイとして使用できるなんて,正にその典型ですね。
また,iOSベースのアプリがMacでも使用できるようになったことは,iPadとMacがM1という同一チップを搭載するという,OSを超えた連携の布石だったわけで,今後のこのような「境なき連携」が加速度的に進んでいくものと思われます。
これも,OSとデバイスの両方を手がけているAppleならではの強み。他メーカーとの違いをどのように演出していくのか…ということにも注目が集まるところです。
さて,ここ数年は,「OSが主役」とも言える変化を遂げてきたAppleですが,今年は「ハードが主役」となりそうです。
iOS15はマイナーアップデートになる?
「通知機能」の改善がメイン?
記事荷によると,
iOS14がメジャーアップデートだったため,iOS15は安定性と機能向上を中心としたアップデートになるとみられています。
ということです。
とはいうものの,iOS13も相当大きなアップデートでしたので,やはり近年はOSの大型アップデートが続いているという印象が強いです。
さて,次期iOS15ですが,日常の使い勝手のリファインがメイン…という印象ですね。
まずは「通知機能」。
「カスタム通知機能」が追加されるということで,時間帯や自らの行動に合わせ,通知の受け方等を細かくカスタマイズできるようになるようです。
そして「ロック画面」。
記事では,
「ロック画面のカスタマイズ項目が多くなり,様々な通知の表示が選択できるようになると予想される」
としています。
「通知機能」同様,ロック画面に表示できる項目を細かにカスタマイズできるようになる…ということでしょうか?
この「通知機能」と「ロック画面」の改訂が非常に大きく関わってくると予想するのが,iPhone13 Proに搭載されるのでは…と言われている「常時表示ディスプレイ」です。
Apple Watchの状態から考えると,バッテリーもちに関しては大いに不安ですが,iPhoneをスリープ解除させること無く,必要な情報を獲得できたら,これは結構な効率化へと繋がるでしょう。
「通知」以外にも,時刻,カレンダー,予定,todo,天気等,普段iPhoneのホーム画面にWidgetとして貼り付けている内容をが常時表示されるようになったら…。これはもう,「スマホの使い方改革」となり得るビッグチェンジだと思います。
もちろん,常時表示できる内容や数に制限はあるでしょうが,その中でも自分好みにカスタマイズできるような選択肢が残されているのであれば,非常にありがたいのですが…。
iPadOSとmacOS間の連携も気になる
iOS以外でも,特にiPadOSとmacOSとの連携強化という部分が非常に気になりますね。
あくまでもiPadとMacは異なるデバイスであるという前提のもと,iPadProにM1が搭載されたことで,マシンのパワーという点での垣根は取り除かれました。
これまでの「Sidecar」のような連携機能が強化されたり,Mac専用だったアプリのiPad版が登場したりと,夢は広がります。
Appleがどのような提案をしてくるのかが非常に楽しみですね。
6月のWWDCでその全貌が見えてくるでしょう。
今年は,これまでとは違った角度で楽しめるWWDCになりそうですね。