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Mac Pro(2019)購入記④〜「Pro Display XDR」編 安定の色再現性と大画面に納得!〜

むしろ本命の「Pro Display XDR」

 Mac ProとPro Display XDRを購入しました。
 ここまで,マシンパワーとアプリの挙動に関してのファーストインプレッションを書き留めてきました。 

 今回は,「Pro Display XDR」に関して。

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 以前の記事にも書きましたが,今回の購入に関して,Mac Proよりも「Pro Display XDR」を使ってみたいという気持ちの方が強かった一面もあります。

 さあ,実際に使用してみての印象やいかに?

 

画面の広さは「正義」

 まずはセッティングされた「Pro Display XDR」。

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 YAMAHAの「NX-N500」をそのまま使用することが大前提だったため,これまでのiMacを配置していた中央部のスペースを「10㎝」広げ,「Pro Display XDR」を配置しました。

 iMacのディスプレイサイズは「27インチ」ですが,「Pro Display XDR」は「32インチ」。
 いや〜,この「5インチ」のサイズアップは非常に大きいです。27インチでも「大画面」といえるでしょうが,一旦32インチを体感してしまうと,もう戻れません。
 特に動画視聴時の迫力はかなりの違いで,当初のもくろみがバッチリと的中しました。

 しかし,「大画面であればなんでもいいかの…」と言われれば,答えは「NO」です。
 私のデスクに関して言えば,これ以上ディスプレイサイズが大きくなると,横の視野角的に画面を認識できる範疇を超えてしまいます。そうなると当然椅子を下げなくてはならないわけで…。それはすなわち,「大画面にした意味が無くなってしまう」ということ。

 つまり,私にとっては「32インチ」がデスク上で大画面を楽しめるギリギリのラインだと言うことです。サイズ面で言えば,「満額回答」とも言える「Pro Display XDR」でした。

 

色の「鮮やかさ」よりも「正確性」「全体の調和」「破綻なさ」が印象的

 輝度,コントラスト比,色深度,広域色等,最高レベルの性能を備えている「Pro Display XDR」。

 「劇的」というほどの見た目の変化はないかもしれませんが,色の再現性にごまかしがなく,コントラストも十分なため,非常にメリハリの効いた画像再現性を誇ります。しかし,iMacのディスプレイのような「刺激性」が少なく,くっきり,はっきりしているにもかかわらず,目への負担は最小限
 長時間使用するディスプレイにとって,この部分は他に代えがたい長所です。

 HDRを超えた「Extreme Dynamic Range(XDR)」仕様は,明暗の違いをはっきりとさせるという「見栄え」だけではなく,画像の「リアルさ」という面でもiMacを凌駕します。言葉にするのは難しいのですが,「作り込まれた感」がない現実味のある画像が映し出されるのです。一眼カメラで言うところの,「APS-Cサイズセンサー」と「フルサイズセンサー」の写真画像の違いと言いますか…。
 一見両方綺麗なのですが,空気感の「現実味」が明確に違う感覚です。

 また,映し出される画像に「破綻」がありません。常に一定レベルの品質が保証されており,くっきりしていながらも全体の調和が取れているという不思議な感覚の画面描写です。
 ちょっと言葉だけで伝えるのは難しいほどの「新感覚」。恐らくは,他のモニタでは表現しきれない,「本物の描写」なのだと思います。

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 この「調和」「破綻のなさ」においてiMacのモニタとの最大の違いは,
「iMacのディスプレイが青みがかっている」
という点。

 iMacに関しては,デフォルトの状態ではブルーライトが強すぎて,「f.lux」というアプリで色味調整をかけないとつらかったのですが,「Pro Display XDR」はこのあたりが非常に自然であるため,アプリによる調整をなくして輝度調整だけでいいかな…と感じるくらい。

 この違いに「50万円」というのは,コスパ問題で考えると微妙かもしれませんが,少なくてもiMacでは到底実現すべくもない領域に踏み込んでいることを考えると,私は買って正解だったと満足しています。

 

「ブルーミング」は明確に残る

 しかし,あくまでも「Pro Display XDR」は液晶ディスプレイ。
 有機ELではないため,いくら性能向上を訴えても「黒」の再現性に関しては満点は上げられませんでした。

 どうしても「白みがかった黒」になりますし,Appleが「ブルーミングを劇的に減らせます。」と明言する割には,バックライトの「漏れ」は思いのほか盛大です。
 他の面が完璧であり,また,ダイナミックレンジの広い「XDR仕様」だからこそ,この「光の漏れ」が気になってしまうという面があるのかもしれません。「黒と白」が同居するような極端な場面においての光の描写に関しては,課題が残るでしょう。

 明らかにiMacディスプレイでは描写が不可能な,高照度の日光,電球光等の煌びやかさが表現できていますが,少々わざとらしい感じがあるのも事実。特にAppleTV+等の「4K+HDR」の作品を観ると,違いが明らかです。
 とはいえ,「Pro Display XDR」の圧倒的な高コントラストの映像を観た後にiMacで同じ映像を観ると,恐らくは刺激の無さに退屈さを感じてしまうのかもしれません。これも「慣れ」かな?

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 描写に関する不満はそのくらい…。
 輝度調整をしても,iMac以上に細かく明るさをコントロールできますし(まるで無段階調整のように),まずもって画面描写に破綻がないことが,この一瞬の輝度調整でも一目で分かるほどです。

 やはり,「Pro Display XDR」ありきでMac Pro購入を考えてみても,全く「順番が逆」ということはないと思われます。
 それだけ魅力的な,懐の深いディスプレイに仕上がっています。