「ヒットメーカー」にのし上がったあいみょんの3rdアルバム「おいしいパスタがあると聞いて」
ようやく放送が始まったTBSのドラマ「私の家政夫ナギサさん」の主題歌は,あいみょんの「裸の心」です。
「やればできる子」という母親の言葉に縛られ,仕事と家事の両立に悩む「相原メイ」を多部未華子さんが演じるわけですが,最終盤で流れてくる「裸の心」が,観ている側の心に染みてきます。多部さんの「こんなにがんばっているのに報われない」という会心の演技も相まって,物語に引き込まれていきますね。
デビュー当初のあいみょんの歌を聴くと,結構どぎつい歌詞やテーマが連発で,なかなか一般受けしづらい…という曲も多いです。しかし「ハルノヒ」移行は明らかに曲風を変えてきていますね。
彼女独特の(いい意味での)「エグさ」をあまり前面に押し出さず,耳障りのいい歌詞に寄せてきている印象を受けます。特にシングル曲は。出す曲出す曲,何らかのタイアップがかかっていることもあり,それも仕方ないのかもしれません。
そして…。
恐らくそのことが,彼女を希代の「ヒットメーカー」へと押し上げました。近年の「女性シンガー」というくくりで見れば,その期待値はダントツNo.1なのでは?
そんなあいみょんの3rdアルバム「おいしいパスタがあると聞いて」が,9月9日に発売されることになりました。最近のシングル5曲の他,新曲が7曲含まれているそうです。
アルバムならではの「やりたい放題感」も欲しい!
記事によると,収録曲は以下の通り。
ジャケット写真も公開されていますが,テーマの「パスタ」で作られた増加がなかなかインパクト。
個人的には,「裸の心」を聴いて,
「あいみょんのバラード曲をもっと聴いてみたい」
という思いを強くしています。
反面,
「シングルではなかなかできなくなったであろう,やりたい放題感満載の曲も聴きたい…」
という思いもあります。
アルバムでなけれできない表現もあります。
前作「瞬間的シックスセンス」は素晴らしいアルバムでした。心に響く名盤だと考えています。あいみょんには,最近のシンガーではなかなかできなくなった,「心をわしづかみにする」何かがあるのです。歌詞,曲調,声,アレンジ…。
今回の「おいしいパスタがあると聞いて」では,どのように「もって行かれるのか」…。あと1ヶ月半。待ちきれません!