「iPad Air4」のベンチマークスコア判明!
先日発表された「iPad Air4」に,「A14Bionic」が搭載されたことは衝撃的でした。
iPad内のヒエラルキーにおいて,「Pro」モデルより「Air」のパフォーマンスが高まってしまうという異常事態が発生してしまうことが予想されたからです。
この件については,以前に記事にしています。
この中でも,
「シングルスコアではAirが優れ,マルチスコアでは現Proがその尊厳を守るのでは…」
と予想しましたが,やはりその考えは当たっていたようで…。
この度,「iPad Air4」のものとみられるベンチマークスコア情報が判明しました。
シングルでは20%もProを上回る…
まずもってそのベンチマークスコアを…。
数値的に見ると,
・A13 Bionicチップと比較して,シングルコアは約20%、マルチコアは約22%も増加
・A12Z Bionicチップのシングルコアは約30%もスコアが低いが,8コアCPUによりマルチコアでは約12%高い
という結果になっています。
なるほど…。見落としていましたが,そもそも「A13Bionic」と比較しても「A12Z」の方がシングルでは性能が劣っていたのですね…。
まあ,私の使い方が,その実力をフルに活用しているとは思えませんが,やはり「フラッグシップ」を購入した者にとっては,
「2020年Proのチップが2018年のものと性能的に変化がなかったのは残念…」
という結論に至ってしまいます。
これが「Air4」にも「A12Z」を搭載してきたのであればまだ納得できたかもしれませんが,今回の発売タイミングを考えると「A14Bionic」の搭載は納得できます。やはり「2020年Pro」の立ち位置が脆弱だ…と考えるのが妥当でしょう。
次期「A14X(仮)」は相当のスペックアップが求められる!
次期12.9インチProは,「MiniLED搭載」となって,2021年春にも登場すると噂されています(2020年末,2021年初頭に登場との噂もあり)。
Air4の立ち位置を考えると,この次期Proに搭載されるチップには,相当のスペックアップが要求されることになりそうです。
Air4との「パワーバランス」ももちろんですが,「2020年モデルが性能的にアップしなかった」というイメージを払拭するための,有無を言わせない性能向上が不可欠だと考えるからです。
だとすれば…。
次期12.9インチは「買い」になるでしょう。
2020年モデルを購入した私とすれば,考えどころです。