「A17Bionic」の性能に関する新情報現る
ここに来て、A17Bionicの性能に関する情報が飛び交っています。
本ブログで取り上げたものとしては、A16Bionic比で「35%アップ説」と「20%アップ説」です。
「20%アップ説」の記事内に書きましたが、これらの違いは、
「3nmプロセスに精細化されることが、性能向上に寄与するのか?」
という見方に左右されているものと思われます。
「35%」の見方は、回路が精細化されることで単純に性能の上がり方がアップするという考え方であり、「20%」の見方としては、精細化されても性能アップの比率はそれほど変わらない…というものです。
そんな中…。
新たなA17Bionicの性能予測記事が出てきました。
個人的にはこのあたりが落とし所なのでは…と考える次第です。
Metalが33パーセント向上!
記事によると、
Naveen Tech Wala氏(@NaveenTechWala)が、iPhone15 Pro用A17 Bionicのベンチマークスコアと称するものを投稿した。そのスコアは、シングルコアスコアが3,269、マルチコアスコアが7,666、Metalスコアが30,669
ということです。
比較すると以下のようになります。
シングルに関してはダントツとも言えるほどの性能で驚きを感じます。
また、マルチとMetalに関しては「ほぼM1と同等」になっており、底力がありそうな数値ですね。
「比率」で見てみると、対A16Bionicでシングル/マルチ/Metalの向上率が「24%/14%/33%」になっています。
これは、前回紹介した「20%説」のデータである「10%/14%/28%」を大きく上回るものです。特にシングルに関しては誤差としては片付けられないほどの差が出ていますね。
普通に考えると…。
3nmになってシングルのアップ率が立った10%というのは考えづらいかと…。
というわけで、当然希望的観測を込めてではありますが、今回のデータあたりが真実なのでは?…と考えるところです。
Metalの「33%」あたりが根拠になって以前の「35%説」が登場したと考えれば合点も行きますし…。
加えて…。
「Snapdragon 8 Gen 3」と比較すると、シングルで「47%」も上回っているとのこと。
やはり独占的に3nmプロセスチップを使えることは、悪魔的なメリットとなりそうですね。