注目のMiniLEDはLG製じゃないの?
2021年になり,いよいよMiniLEDを搭載したiPadPro12.9インチの登場が間近に迫ってきました。
恐らくは3月中(中旬過ぎあたり?)に登場すると思われますので,ここまで来たらあっという間…というところでしょう。
さて,そんな新型iPadPro12.9インチの搭載されるMiniLEDですが,これまでは「LG製」という見方が大勢を占めていたように思っていました。
しかし,この度「AUO」というメーカーの名前が出てきています。
LGはどこに行っちゃったの?
SamsungもAUOから購入するの?
記事によると,
Appleのサプライチェーンに関する情報に詳しい台湾DigiTimesが,「ミニLEDバックライトを搭載する新型12.9インチiPad Proが、2021年第1四半期(1月〜3月)に発売される」と報じた
新型12.9インチiPad Pro用のミニLEDバックライト搭載ディスプレイは,AUO(AU Optronics)が供給すると噂されている
ということです。
前述のように,iPadPro用のMiniLEDはLGが生産すると思い込んでいたのですが,そういえば,新ディスプレイ用の合弁会社が結成され…という話題もあったことを思い出しました。
今回の記事中のリンクを辿ると,
Epistar,Lextar,AUO(AU Optronics)の3社が,持株会社ENNOSTARを設立した。同社は,2021年に発売されるApple製タブレット用のミニLEDバックライト搭載ディスプレイを供給する可能性が高い
という記事が…。
この記事を見ると,Samsung用のサンプルも提出済…とありますので,もしかするとこれまでのLCDや有機ELとは異なり,MiniLEDではSamsung独占の様相が崩れるのかもしれません。
「AUO」のみ? それとも「AUO + LG」?
しかし,これとは別に「LG説」も有力だったわけで,真相はどのようになっているのでしょうね?
「AUO」のみ?
それとも「AUO + LG」?
iPadPro12.9インチだけでなく,2021年に発売されるであろう14.1インチと16インチのMacBook ProにもMiniLEDの搭載が噂されています。
もしかすると,新型iMacのディスプレイにも…と想像が膨らむところですが,もし生産,性能,価格等の面がクリアになるようであれば,今後ある程度の大きさのディスプレイは一気にMiniLEDへと取って代わる可能性もありますね。
将来的にはiPad・Mac用のディスプレイが有機EL化,MicroLED化へと向かうことになるのでしょうが,特にMicroLEDの歩留まりに大きな課題があるようですので,もしかするとMiniLEDの時代がしばらく続くことになるのかもしれません。
それにしても…。
これまでのLCDとどの程度の違いがあるのか,早く確かめてみたいものです。