2021年もPCの需要は伸びる!
日本でも一部地域で2回目の非常事態宣言が出されるなど,コロナウイルスの影響が収まる様子は見られません。
ヨーロッパでは,日本以上に厳しく外出が規制されている地域も多く,以前にも増してリモートワークの割合が増していくことになるかもしれません。
2020年は,そのような影響もあってか,PCの出荷台数が大きく伸びている…ということは度々ニュースになっていました。
そして…。
その傾向は2021年も続くことになりそうです。
さて,Macの受ける恩恵は?
Macのシェア向上はなるか?
記事によると,
Morgan Stanleyは,2020年第4四半期(10月~12月)のノートパソコンの製造台数は約4,930万台,総出荷台数は約6,800万台と推測している。これは前回予想の約5,940万台を800万台以上上回る台数
さらに,2021年第1四半期(1月~3月)の製造台数は約3,820万台,出荷台数は約5,370万台を見込んでいる。こちらも,前回予想の約4,780万台から600万台近くの増加
ということです。
3ヶ月単位で考えても「6〜800万台」の向上ということで,業界にとってはある意味「特需」とも言える状態になっているのではないでしょうか?
さて…。
ここで考えてしまうのが,「Macが享受する恩恵」についてです。
まずもって,世の情勢を考えると,無条件にMacの出荷台数が増えることは当然でしょう。市場全体が盛り上がっているわけですので…。
問題は,PC業界全体におけるMacのシェアです。
折しも昨年末から,今後の新機軸ともなる「AppleSilicon Mac」の提案が始まっています。
先日も,2021年にMacBook Pro14/16インチが登場すると,ノートPC内でのApple Siliconシェアが「7%」ほどになる…という記事をご紹介しました。
この記事の中でも述べましたが,現在のApple Siliconのコスパを考えると,「AppleSilicon Mac」の評価がもっと高くてもいいのでは…と考えます。
もちろん,これまでのWindows資産とのしがらみや,アプリ・周辺機器の互換性等,特にビジネスにおけるMacのマイナスポイントはあるわけですが,特にコンシューマ用途に関しては,「Windows→Mac」という移行がより多く発生してもいい要素が揃ってくるものと考えます。
加えて,今年はiMacのApple Silicon版の発表も予定されていますので,「この機に乗じて一気に…」と考えたくもなるというもの。
10%弱で推移するMacのシェア率を,一気に伸ばすチャンスなのではないでしょうか?