2023年1〜3月のMac出荷台数、前年同期比40.5%ダウンの衝撃!
コロナ禍のPC特需が終わり、PCメーカー各社の業績が振るわなくなってからもMacの売上げは好調に推移し、このまま「Apple Silicon神話は続くのか…」とさえ感じていました。
しかし、先日は一時期M2系のチップ製造がストップしていた…という衝撃的な記事を紹介したように、何だか嫌な予感はしていたのです。
そして…。
更に衝撃的なデータが公開されました。2023年1〜3月のMac出荷台数、前年同期比40.5%ダウンです!
Macが最大の下げ幅… これが結構驚きです
記事によると、
2023年第1四半期(1月〜3月)におけるAppleのMacの出荷台数が、前年同期(2022年1月〜3月)と比べて40.5%も減少したと、調査会社IDCが報告している
ということです。
そのデータがこちらです。
メーカー別シェア4位をキープしてはいるものの、その販売台数が何と「40.5%」も落ち込んでいるのです。
当然のように他のメーカーも出荷台数を大幅に落としてはいるのですが40%を超えているのはAppleだけ…。ダントツの下げ幅となってしまいました。
これまでは、
「Appleだけは…、Macだけは別の話…」
となんとなく捉えてきたのですが、それだけに、今回の落ち込みぶりには驚きを隠せません。
Macのことを考えると、今年1月に登場したM2 Pro/Maxがマイナーアップバージョンだったことが大きな不振の要因なのかもしれません。しかし、これまでもMacはメジャーアップデート→マイナーアップデートを繰り返しながら来ているわけで、それだけが原因ではないような気もしてきます。
M2 Pro/Maxに関しては、想像以上に性能が上がっている…という捉えが一般的ですので、単純な性能の問題でも無いような…。
何なんでしょうね。
皆さん、「M1」「M1 Pro/Max」の機種に原状満足しており、買い換えるならM3以降…と考えているからなのでしょうか? それほどM3への期待が大きいのであれば巻き返しも考えられるでしょう。しかし、これが不景気によって高額なMacが避けられるようになった…等の異なる要因から来るものなのであれば、話は難しくなってきますね。
PC業界の回復は2024年以降?
今回の記事元であるIDCは、
「現在使用されているPCが古くなり、買い替え需要が高まること、Windows 11への移行が進むこと、教育市場でChromebookの買い替えが進む可能性が高いこと、世界的な経済回復が見込まれていること」
を理由に、2024年にはPC需要が回復する…としています。
Windows11の影響力ってそんなにあります?
現在の買い控えって、やはり世界的な経済商況も大きいでしょうから、単なる「買い控え」だけではないより深刻な要因が浸食しているような気もしてきます。
今回大幅に下げた分、上がるときにはMacの急上昇を期待したいところです。