auの格安プラン「povo(ポヴォ)」は,結局横並び…
昨晩,いきなり情報が飛び込んできた「auの20GBプラン」。
最もインパクトがあったのは,docomo・SoftBankが横並びにしてきた「2,980円」からさらに500円安い「2,480円」という価格でした。
当然,誰しもが,
「もし無料通話分も込みでの"2,480円"だったら,後出しじゃんけんであっても評価できる…」
と考えでしょうか,やはりそううまくはいかなかったようで…。
結局は,無料通話分なしを選択すると「2,480円」…というカラクリでした。
「オプション制」の考え方は共感できる
auが提案してきた「20GB・2,480円」プランの名称は「povo(ポヴォ)」。
結局は,docomoやSoftBankのプランから無料通話分を引いただけ…という結論で,
「やっぱりな!」
「さすがauのやり方だ…」
という落胆の声もあるかもしれません。
当然,「同条件で2,480円」というプランをぶち込んで来れば,一躍auの評価が爆上げになったのでしょうが,やはりそこまでの冒険はできなかったようです。
大手キャリア3社の格安プランを比較するとこのようになりますね。
5分間通話無料分をカウントすると,サービスの柱の部分は全て共通になっています。
しかし,今回の「povo(ポヴォ)」では,他社ではできない「無料通話分を契約しない」と言う選択肢が生まれます。
私なんかも,まあ通常回線を使用しての電話は殆どしません。「無料通話料」の「500円分」は必要ないのかもしれません。これまでは「お守り」という感覚で付けていましたが…。
恐らくは,「au同士」「家族間」での通話無料という特権は,この「povo」では付随してこないでしょうが,家族間であればLINEで事足りるわけで…。
…と考えると,「-500円」の意味が生まれてきますね。
また,以前の本ブログの記事で紹介した,「オプションで自分だけのプランづくり」という考え方を,早速導入してきましたね。
これには大賛成です!
この「トッピング」というサービスの内容は以下の通り。
特に魅力的なのは,「200円/24時間」の短期データ使い放題でしょう。一時的に大量の通信を行う場合を考えると,200円は絶妙な価格設定のように感じます。
この,ユーザーが自分好みにプランを組み立てられる…という考え方ですが,au側が今後オプションの数を増やしていくことができれば,「モジュール式プラン」として広く受け入れられることになるのではないでしょうか?
3月開始… これで行ってみようかな?
サービス開始は「3月」とのこと。
思いの他スタート時期が早いですね。
もし今後,docomoやSoftBankに大きな動きがなければ,とりあえず「povo」で行ってみようかな…とも考えています。
auに特別深い思い入れもありませんが,他のキャリアに対しても同様。現在は,ネット回線がauひかりのために,au縛りがありました。
「povo」にすることで,スマートバリュー等の割引対象からは外れることになるでしょうが,「通信費2,480円」は魅力的。キャリアをわざわざ換える手間も考えれば,これでいいのかと…。
しかし,逆に言えば,「povo」やauのやり方に不満があれば,いつでも他のキャリアに移行できるという裏返しでもあります。
いよいよ各キャリアにとっては怖い時代に突入することになるでしょうが,我々ユーザーにとっては,
「ようやく自然なキャリア選択ができる,正常な状態になった」
と言えるのではないでしょうか?